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Japan Blog

ダイバーシティ & インクルージョン

モノ作りのワザ



「授業」という字は「業(わざ)を授ける」と書きます。
「研究」という字は「研いで究める」と書きます。

何か自分で書いているだけで眉間に皺がよってくるのを感じますが、スタンフォード大学の Sebastian Thrun 先生 の Tech Talk 「 Winning The DARPA Grand Challenge 」 を見ていると、そんな眉間の皺もあっと言う間に消え去ってしまいます。

DARPA Grand Challenge とは、DARPA というアメリカ政府の組織が賞金を出して、自力走行できるクルマでレースをしよう、という真面目だかフザケているんだか分からない大会です・・・いや、勿論 DARPA も( 大部分の )参加者も大真面目なんですが、全体に漂うお祭り気分が何とも見ていて羨ましいのです。

そんなレースで Thrun 先生率いるスタンフォード大学のチームは見事 2005 年の大会で完走を果たし優勝されました。(詳しくはビデオを見て頂けると分かりますが、完走するだけでも大変なんです、このレース。)このビデオは、クルマも何も存在しない状態からスタートして、実際のレースまでの間にクルマがどのように作られていったのか、映像をふんだんに使って分かりやすく説明してくれます。(残念ながら字幕が無く、また時折専門的な話が含まれるので、分かりにくいところもあるかもしれませんが、適当に飛ばしながら見ても十分に楽しめると思います。)

私が一番驚いたのは、Thrun 先生のチームが授業の一環としてレースに参加したこと。そこではまさに業が授けられている訳ですが、その業たるや非常に実践的です。( 何せ一つ間違えば、大事な実験車両がオジャンになってしまうのですから、実践的にならざるを得ません。)ただ実践的と言ってもその場しのぎの小手先技術で完走できるほど甘いレースではなく、画像認識や機械学習の研究で培われてきた理論が、決定的な役割を果たしていきます。

研いで究めた業を授かり、試合に挑む。何だかワクワクしませんか?