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エンジニアが厳選した 10 冊を、次世代のプログラミングを担う皆さんに



※ 12 月 20 日 追記あり

来年度から全国の小学校でプログラミング教育の必修化が、2021 年度、2022 年度にはそれぞれ中学校、高等学校でも重点的な学習が始まります。プログラミングやコンピューティングの分野に興味を持つ中高生にとって、学校のカリキュラムの内外に関わらず仲間たちと集まれるコミュニティの存在は重要です。興味関心を自由に追いかけ、その好奇心を満たし、コードを通じて新しいチャレンジに挑む勇気をくれる、そんな場所を作るお手伝いをしたいと Google は考えています。

そんな好奇心旺盛な若きエンジニアたちを応援すべく、パイロットプロジェクトとして、Google のエンジニアたちが選んだプログラミングに関する書籍 10 冊を全国 75 校の中学校及び高等学校に寄贈します。

Google のロゴの前で Google のエンジニアたちがプログラミングに関する書籍を持って並んだ様子の画像。

今回、75 校に寄贈する 10 冊は以下の通りです。選んだエンジニアたちのコメントと共にお届けします。

プログラミングに関する書籍の画像。

Scratch ではじめよう!プログラミング入門 Scratch 3.0 版
私は、プログラムを書いている最中よりも、プログラムが他の人に使われて、その顔や反応を見ているときに喜びを感じるタイプです。Scratch で面白いプログラムを書いて、世界中の人達に自分でプログラミングして作ったゲームを遊んでもらいませんか?コメントやフィードバックも、もらえるかもしれません。世界とつながる手段としてのプログラミング、楽しんでみてください!(Yu Ukai)

Girls Who Code 女の子の未来をひらくプログラミング
プログラマーと聞くとどんな人をイメージしますか? もしかしたら男性を思い浮かべた人もいるかもしれません。プログラミングは性別や年齢を問わず、誰でも取り組めるものです。また、プログラミングに必要なのは、プログラミング言語の知識だけではなく、自分の課題意識をデザインに落とし込み、チームで一緒に作っていく力です。この本はそのことを実例を交えながらストーリー仕立て紹介しています。ぜひ自分の作りたいものを見つけてください。(Emma Haruka Iwao)

Processing クリエイティブ・コーディング入門 - コードが生み出す創造表現
私が最初にプログラミングに興味を持ったのは、画面の中に文字や図形、絵などを表示したり動かしたりといった遊びからでした。グラフィックスとアニメーションを簡単に創作できる Processing は、最初に学ぶプログラミング言語として親しみやすいと思います。結果を目で見て確認しながら気軽にいろいろ試すことができます。
単なる「お絵かき」にとどまらず、ちゃんとしたプログラミング言語として、数式を用いて計算できるので、学校での数学や物理で得た知識を活用して理解を深めるといった活用もできると思います。本書は入門的な内容から始まり、応用例として簡単な物理シミュレーションなど、計算機らしい内容にも触れています。ぜひ手を動かしながら楽しんでください。(Tatsuhisa Yamaguchi)

Unity の教科書 Unity2019 完全対応版 2D & 3D スマートフォンゲーム入門講座
スマホで遊べるゲームを自分でも作ってみたいと思ったことはありませんか?Unity とは、ゲームを作るのに必要な部品がたくさん用意されている「ゲームエンジン」です。ゲームですぐに使える 3D キャラクターなども揃っており、本格的なゲームも作ることができます。この本では、Unity のインストールからプログラミングの基礎、キャラクターの動かし方から当たり判定まで、ゲームを作るのにとにかく必要なことを初歩から順に懇切丁寧に説明してくれています。さらに、「ゲームを開発する」ときに踏むべきステップについても解説してくれているので、オリジナルゲームなどを作りたくなったときにも応用がききやすい!Unity の情報は本やネットでたくさん見つけられますので、この本が物足りなくなったら、ぜひ他の本も手にとってみてください。(Kinuko Yasuda)

Python でつくる ゲーム開発 入門講座
ゲームが好きで、自分でゲームを作ってみたいという思いからプログラミングに興味を持つ人は多いと思います。私自身、子どもの頃、家に初めてパソコンがきて、ゲームがしたくて雑誌に掲載された BASIC のプログラムを意味もわからずに打ち込んで遊ぶところから始まり、やがてコンピュータの仕組みやプログラミング自体に興味を持つようになりました。この本は、ゲームの作り方を、実社会で使われている(私も使っています!)Python という言語を題材に、一から解説しています。プログラミングの初歩に始まり、簡単なゲームの作成を経て、最後には本格的な RPG まで作ってしまう野心的な一冊です。ゲーム作成に必要な入力、リアルタイム処理、描画、ゲーム世界の内部表現などの要素が順を追って学べます。ゲームが好きでプログラミングに興味を持った人にうってつけの一冊です。(Yoshikiyo Kato)

見て試してわかる機械学習アルゴリズムの仕組み 機械学習図鑑
皆さんが最初にプログラミングを習う時には、どんな処理をどのような手順で行うか、すべて自分で考えた上で、プログラムとしてコンピュータに指示を出します。そうした処理や手順を人間が指示せずとも、コンピュータ自身が「学習」して実行できるようになったら、凄いと思いませんか? 機械学習は、まさにそうしたことを実現する野心的な試みであり、現在も活発に進化し続けている AI(人工知能)の分野です。機械学習の仕組みを正確に理解するためには、数学や統計学などの高度な知識が必要になりますが、そうした知識がなくても機械学習の面白さを感じてもらえればと思い、この本を選びました。(Hisaharu Ishii)

決定版 コンピュータサイエンス図鑑
コンピュータにまだ興味がない、もしくは興味を持ち始めたけれど何から読んでいいかわからないという人に読んでもらいたい本として選びました。関心がない人にもわかりやすく用語や概念が紹介されているので、コンピューターサイエンスの世界を覗いてみる時に前提知識を得る上で、とても役に立つと思います。皆さんの中から、この本をきっかけにコンピュータの世界に足を踏み入れる人が出てきたら、とても嬉しいです。(Tsutomu Ohkura)

ハッカーと画家 - コンピュータ時代の創造者たち
インターネット上で店舗を作るソフトウェアで起業し、 Yahoo! に買収され、スパムメールを選別するフィルターの作り方を世の中に広め、スタートアップ企業に投資・支援する組織を立ち上げた人のエッセイ集です。なぜ自動車産業は日本の方が優れているのにソフトウェア産業はアメリカのほうが大きいのか、なぜ自分の起業が成功したか、どうすれば普通のメールとスパムをコンピュータで区別できるのか。多くのソフトウェアエンジニアが共感し感心する考え方がこの本に詰まっています。もしこの本を読んで面白いと思ったならば、自分でも何かやってみたいと思ったならば、ソフトウェアエンジニアリングの世界があなたを待っています。普通のやつらの上を行け!(Morihiro Ryu)

最短経路の本 レナのふしぎな数学の旅
地図アプリがどうやって目的地までの道を教えてくれるのか不思議に思ったことはありませんか?この本は、数学が苦手な(という割にすごく理解の早い)女子高生「レナ」が、コンピュータの AI ソフトウェア「ビム」と会話しながら「最短経路」という問題を考えていくお話です。最短経路はグラフ理論と言われる数学の問題ですが、物語の中には数式は一切出てきません。代わりに、どのような手順で考えればいいのか、どういう問題がグラフ理論で解けるのかなどを「ビム」との会話を通して解説してくれます。全部読むには少し根気がいるかも知れませんが、物語の中に数学やプログラミングの深遠な世界を垣間見ることができるちょっとステキな本です。身構えずにどんどん読み進んで、知的好奇心が刺激される感じを味わってみてください!(Kinuko Yasuda)

プロセッサを支える技術
コンピュータに関わる仕事は、工夫に工夫を重ねる仕事です。そして、他の分野に違わず深く知れば知るほど面白くなっていきます。ぜひみなさんにそんな体験をして欲しかったので、少し難しめの本を 1 冊選んでみました。読む前には「細かいことが書いてあるな」という印象を受けるかもしれませんが、読み終えた後にはきっと「もっと詳しく知りたい!」と感じると思います。(Tsutomu Ohkura)

上記の 10 冊を一セットにしてお送りします。



◆応募対象 : 全国の中学・高等学校
◆応募期間 : 2019 年 12 月 12日(木) 〜 2020 年 1 月 21 日(火) 18 時 00 分
◆審査と寄贈先の選定方法
以下を考慮して寄贈先を決定致します。
1. 本趣旨をご理解いただき、これらの図書を有効に使っていただける学校
2. 原則として先着順です。
3. 同一地域に複数申込みの場合には、調整させていただく場合があります。
なお、寄贈が確定した後に学校長様から正式な申込書をお送りいただきます。
◆図書のお届け : 2020 年 2 月下旬を予定しています
◆主催 : グーグル合同会社
◆共催 : EdTechZine
◆協力 : 未来の学びコンソーシアム、コンピュータ出版販売研究機構
◆事務局委託 : 株式会社翔泳社


ご興味のある学校は、こちらの応募フォームからお申し込みください。日本中の学校からのご応募、お待ちしております。

※ 12 月 20 日 寄贈学校数と選定方法の変更に関するお知らせ
多数のご応募にお応えすべく、この度、寄贈する学校枠を 150 校まで拡大しました。新規追加した 75 校については抽選で寄贈先を選定致します。既存の 75 校については当初の選定方法から変更はありません。引き続き、1 月 21 日まで受付けておりますので、日本全国の学校からのご応募をお待ちしております。