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Japan Blog

学校現場での安全な端末活用を後押しする Google for Education のプライバシーとセキュリティ対策

コンピューターを使っている生徒の周りにセキュリティのロゴなどが書かれたイラスト画像

2020 年より開始されたGIGA スクール構想を経て、児童生徒は日常的に一人一台端末を活用するようになりました。同構想で整備された一人一台端末とクラウドの環境が、個別最適で協働的な学びを促進する学習の基盤となり、全国各地で積極的に活用されるなかで、改めてデータの安全性やセキュリティに対する関心が高まっています。同時に、クラウドの活用や、日進月歩の技術革新に伴い、セキュリティを確保するための考え方も変わってきています。

Google for Education は、教育機関向けに特別に設計されており、児童生徒と教師のプライバシーを保護し、教育機関向けの優れたセキュリティ対策を提供できる製品やサービスの開発に取り組んでいます。また、事業者としてデータの取り扱いに最大限配慮し、最新の技術でますます複雑化する脅威からデータを保護し、児童生徒および先生方が安全に Chromebook や Google Workspace for Education をお使いいただける環境を提供しています。よくいただくご質問の中から、安全な利活用の支援をいくつかご紹介します。

セキュア バイ デフォルト:安全にお使いいただくためのセキュリティ

Google は、データの安全性確保や、個人情報保護の取り組みを行っているだけではなく、セキュリティの観点においても高い水準で安全性確保を図っています。Google for Education に組み込まれた 24 時間 365 日のモニタリングと AI を活用したシステムがセキュリティ問題を検出し、未然に防ぎます。取り組みの詳細は、小中高教育機関向けの「サイバーセキュリティガイドブック」をご覧ください。

プライバシー バイ デザイン

Google Workspace for Education では、ユーザーのデータを保護しプライバシーを優先する枠組みとなる強固なプライバシーへの取り組みを設けています。ユーザーが Google Workspace for Education に含まれる Classroom をはじめとした Google Workspace サービスで提供されるデータは、ユーザーのものです。ご自身のデータは、サービスのご利用をサポートするために正当な必要性がある場合を除き、Google は閲覧したり共有することはありません。またお客様データを第三者に販売することもありません。Google Workspace for Education のコアサービスには広告は一切表示されず、個人情報が広告目的や Google の AI モデルの改善にも使用されることはありません。児童生徒の情報が広告を表示するためのプロファイル作成に使用されることはなく、Google Workspace のユーザーはご自身のデータを削除することも可能です。 

情報は自分で管理 : データの保有者はユーザー

教育機関の管理者は、ユーザーがいつ、 どこで、どのようにサービスデータにアクセスできるかを管理コンソールより設定することができます。また、年齢に応じたコンテンツ表示など、必要に応じてデフォルトの設定を変更することもできます。Google Workspace for Education のユーザーが、Google Workspace for Education で利用されるデータの保有者であり、Google は保有しません。また、 Google はお客様データの知的所有権は有さず、お客様が所有しています。

個人情報保護法に対応

個人情報保護法の観点からは、Google はお客様が Google Workspace に入力または保存等された個人情報に関知せず、その個人情報の個人情報取扱事業者となることもありません。お客様が選択したサービスを実行する目的でのみ、Googleは自社システム内のデータを処理します。

データセンター

Google のデータセンターは、自然災害や局地的な障害 ( 停電など ) の影響を最小限に抑えるため、地理的に分散しています。また、セキュリティモデルの一部として、冗長性とプライバシーを確保するために、データは世界複数箇所のデータセンターにチャンク化および暗号化されて保存されます。Google Workspace および Google Cloud Platform ではお客様のデータは、ディスク上やバックアップ メディア上だけでなく、インターネットやデータセンター間での転送中も暗号化されており、Google が閲覧・判読することはありません。

第三者機関による安全性の認証

安心してお使いいただけるよう Google for Education はさまざまな国におけるプライバシーとセキュリティに関連する厳格な教育関連の基準を満たしています。複数の独立した第三者機関による監査を定期的に受けており、Google Workspace for Education のデータ慣行および契約上の責任は、国際標準規格に準拠し、 ISO 27001、ISO 27017、ISO 27018 等を複数取得しています。また、政府情報システムのセキュリティ評価制度である ISMAPにも登録しています。Google のコンプライアンスへの取り組みについては、FAQ をご覧ください。

Google for Education は引き続き、学校現場の皆様が安心して Google Workspace for Education および端末を利活用できるよう、今後も最大限の支援を行ってまいります。