Mind the Gap 10 周年 : 女子中高生にテクノロジー分野のキャリアの魅力を伝える
日本における Mind the Gap プログラムが 10 年の節目を迎えました。
10 年前、私を含む Google 東京オフィスの女性エンジニア 3 人が集まり、日本の女性にテクノロジー業界に興味を持ってもらうにはどうすれば良いかを考えました。私たちは、キャリアに向けた支援とコンピュータ サイエンス教育へのアクセスの少なさという課題に気づき、そのギャップを埋めようと決意しました。これが、日本における Mind the Gap の始まりです。
まず、女子中高生を対象に、コーディングによって未来を形作る女性エンジニアを紹介する取り組みを始めました。Mind the Gap は、わくわくするテクノロジーの世界への扉を開き、情報科学を基にした仕事がもたらす可能性を知ってもらうプログラムで、開始から今まで、全国の 10,200 人以上の学生が参加しています。
包括的なテクノロジー業界の構築
私たちは、多様性がイノベーションの原動力になると信じています。より多くの女性が参加しテクノロジーを形作りることで、テクノロジーはより多くの人々にとってより関連があり、より広く役立つものになります。Mind the Gap は、女子中高生に「コンピューター サイエンスと STEM はすべての人のためのもの」という力強いメッセージを伝え、テクノロジー業界における立場の固定観念を変えることを目指しています。
ロールモデルとなる女性エンジニアから、ソフトウェアエンジニアの仕事の舞台裏を紹介することで、女子中高生たちに STEM 分野でのキャリアを選択肢の一つとして考えてもらうきっかけを作りたいと考えています。
未来を担う世代を応援する
嬉しいことに、過去 10 年間 Mind the Gap に参加した生徒の中には、今では社会人として技術分野で活躍している人もいます。以前、Google にインターンに来た学生が、このプログラムに参加した翌日に、進路を情報科学系に変える決断をしたと教えてくれました。今は Google のエンジニアとして活躍している人もいます。人生のあらゆる選択を求められるときに、少しずつ、でも着実に、このプログラムでの経験が生かされていると思うと心が踊ります。
ソフトウェア、モバイル アプリ、ウェブサービスの開発に参加し、私たちの暮らしを変える仕事は、とてもワクワクするものです。より多くの女性がコンピュータ サイエンスの分野に進み、未来のテクノロジーを創り出す存在になってくれることを願っています。
Mind the Gap の 10 年の節目を迎え、テクノロジー分野の女性をサポートし、支援するという私たちの取り組みへの想いは、これまで以上に高まっています。女性がコンピュータ サイエンスの世界で活躍する機会を得られるよう、引き続き、必要な支援やサポートを提供していきたいと思います。
本プログラムにご興味のある女子中学校および女子高等学校等の方は、こちらのフォームからお問い合わせください。