デベロッパー交流会 ( 第 4 回 ) - Vol.3
パネルディスカッションは休憩を挟み、引き続き Google Gears のビジネスが話題となりました。
松尾さん: Google Gears が携帯電話でも使えたらどんなことができるかなと考えてみました。最近、 Andoroid の発表もありましたし、何か具体的なアクションがあるのかなと思ったのですが。
クリス: Google Gears を携帯電話でもというニーズは、私たちも良く理解しています。ただ、現時点ではまだ具体的にアクションを起こしているわけではありません。議論をしている最中ということでご理解ください。
その後、会場からは、「携帯電話も場所によってはオフラインになることは良くある。そうした状況でもあたかもオンラインで動いているかのようにアプリケーションが動かせると良い」という意見も出てきました。
石原:汎用のウェブアプリケーションというわけではありませんが、「モバイル Google マップ 」という携帯電話サービスでは、たとえばその携帯電話が圏外であっても、一度取り込んだ地図情報を表示することができます。 GPS と連携することで、自分がいる位置の周辺情報を事前に取得しておくという使い方も可能です。
岡崎さん:位置だけでなく、利用者がどのような状況にいるのか、たとえば、地下鉄に乗っているとか、建物の中にいるとか、会議中で電話に出ることができないとか、利用者の行動を自動的に検知して、サーバに通知する機能があると便利ですよね。
今回は、携帯電話と Google Gears が話題の中心となりました。サービス利用者がどのような状況にいるかを知ることができれば、よりきめ細かいサービスを提供することもできるでしょう。