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Japan Blog

OpenSocial 1周年記念



2008年11月25日、日本の OpenSocial 開発者とサポーターの方々とともに、OpenSocial サミットを Google 東京オフィスで開催いたしました。また、そこで OpenSocial の1年目の誕生日を祝わせていただきました。

このイベントでは、OpenSocial 技術についてのいくつかのプレゼンテーションの後、参加者の方々にカジュアルな場で自由に OpenSocial についての議論をしていただく場を用意しました。

OpenSocial 1周年記念

このイベントには、日本を代表する OpenSocial の早期からのサポーターの方や専門家など、約30名の方に参加いただきました。集まっていただいた開発者やアーキテクトの方はミクシィgumiリクルートNTT レゾナント (goo)MySpace手嶋屋 (OpenPNE)シックスアパート、そして API エクスパートの方々です。

Google より、石原直樹と OpenSocial デベロッパーアドボケートである Chris Shalk がイベントの開催のプレゼンテーションをキックオフとして行いました。石原からは、OpenSocial の最新情報を、Chris からは最新の仕様である 0.9 についての紹介を含む、技術面での最新情報を説明しました。

プレゼンテーションは以下の場所で公開しております。

プレゼンテーションの最後に、全員でバースデーケーキと軽食で、OpenSocial の1周年を祝福しました。この記念会の最中に、出席されている方々より OpenSocial に関するいくつかの最近の成果を聞くことができました。

イベントでお話いただいた OpenSocial に関するいくつかの特筆すべき最近の技術としては:

gumi の携帯プラットフォーム向けの新 OpenSocial プラットフォーム

イベントで、良い意味で驚かされたのが、gumi による 新 OpenSocial 携帯向けプラットフォームです。これは OpenSocial v0.8 と RESTful プロトコルを用いたもので、すでに利用可能です。また、これは Google App Engine をホスティング用に用いています。

gumi の方々からは、携帯電話上で動作する RESTful プロトコルを用いたソ―シャルゲ―ムを披露していただきました。

OpenSocial の RESTful プロトコルを使っているだけではなく、gumi のアーキテクチャでは、バックエンドのサーバーで Google App Engine をお使いいただけています!

OpenSocial アプリケーション開発用の新しい Eclipse プラグイン!

OpenSocial の API エクスパートの1人である田中洋一郎さんからもサプライズのアナウンスがありました。OpenSocial アプリケーション開発のための新しい Eclipse プラグインです。OpenSocial Development Environment (OSDE) では、完全な IDE ベースでの OpenSocial アプリケーション開発およびテスト環境を提供しています。これはすべてを Eclipse の開発環境から可能とするもので、実際のコンテナの、たとえば、orkut や hi5 など、サンドボックスでアプリケーションを開発しなければいけないというアプローチとは異なります。

ソーシャルアプリケーションの開発を援助する有用な IDE 機能を提供することに加えて、アプリケーションのテストも Eclipse の内部から行うことができます。これは提供されるプラグインが Java Shindig のローカルコピーをバンドルしているためです。OSDE についてのさらに詳しい情報については、http://www.eisbahn.jp/trac/osde をご覧ください。

このイベントが示すように、日本の OpenSocial の開発と技術革新は非常に活発です。クリエイティブなアイデアを繰り出していただいている優秀な日本の OpenSocial の開発者コミュニティの皆様に改めて感謝します。

OpenSocial の日本語情報については、以下をご覧ください。

一般的な OpenSocial の情報については、以下をご覧ください。