メインページに戻る
Japan Blog

Google Summer of Code 2009



今年も Google Summer of Code の季節がやってきました。

Google Summer of Code は、いくつかのオープンソース / フリーソフトウェアの開発プロジェクトに指導者(メンター)になってもらい、学生のみなさんに実践的なプログラミングを経験してもらおうという企画です。最終的に成果をあげたプロジェクトには Google から 5000 US ドル(学生に 4500 US ドル、メンター組織に 500 US ドル)が支払われます。

2005 年に始まったこの企画は、全世界から 2500 人ほどの学生と 250 人ほどのメンターが参加してきました。

今年も 400 もの組織から応募があり、150 の組織にメンターとして参加してもらうことになりました

学生の皆さんからの応募受付が本日から始まりました。それぞれのメンター組織がアイデアリストをあげているので、それを見ておもしろそうなプロジェクトにぜひ挑戦してください。

Google Summer of Code はプログラミングコンテストではないので、あたえられた課題をこなせるかどうかを問われているのではありません。

メンターや関連プロジェクトの開発者と一緒に、プロジェクトを完遂することが目標となります。成功しているプロジェクトは、チームで協力しあってソフトウェアの開発をすすめているものです。わからないからできないではなく、わからないところはメンターやプロジェクト開発者に聞いて目標を達成するというのが重要です。どのような目標を設定するかも、メンター組織の人と相談しつつ決めていくとよいでしょう。アイデアリストにはなくても、そのメンター組織に関連したすばらしいアイデアがあればぜひそれを提案していってください。今までの Google Summer of Code で成功したといわれる学生は自らプロジェクトアイデアを提案してきていたそうです。

質問などがあれば、Internet Relay Chat(IRC) [英語]メーリングリスト[英語] で聞いてみてください。英語はちょっと苦手という人は google-summer-of-code-discuss-jaメーリングリスト のほうを使ってみてください。

メンターの指導をうけながら意義のあるプロジェクトにかかわることで、ソフトウェアの世界で楽しい経験をしてもらい、すばらしいコードを作成して、ひいてはオープンソース / フリーソフトウェアの開発者、貢献者として育っていただくというのがこの企画のねらいです。

学生応募の締切は 4 月 3 日午前 4 時 ( 日本時間 ) となっています。ちょっとしたプログラムを書くことはできるけれど、実際のソフトウェアプロジェクトでどのようにしていくのかがわからないという学生の人は是非チャレンジしてみてください。たくさんのご応募をお待ちしています。

Happy Hacking!