皆で作り上げた DevFest 2010 Japan
開発者イベント「DevFest 2010 Japan」が東京と京都会場で開催されました。2,000名を超える事前登録に対し、「DevQuiz」にパスした 400名が参加証を手に来場しました。
基調講演には、まず、研究開発センター エンジニアリングディレクターのジョセフ ターナスキが登壇し、Google Docs やCalendar 、Gmail など、Google のサービス上に保存されたユーザデータを容易にインポート/エクスポートする機能「Data Liberation」を紹介しました。詳しい情報は「 Data Liberation Blog 」もご覧ください。さらには、Google Apps を利用する企業向けサービス「 Google Apps Marketplace 」も紹介されました。これは、Google Apps に新たなビジネスアプリケーションを追加・販売できるオンラインストアです。
続いて、シニアエンジニアリングマネージャの及川卓也からは、「 Open Web Now and Beyond 」というテーマで大規模システムでの利用が進む Google App Engine 事例や、HTML5 や Chrome がもたらす Web の新たな世界がデモを交えながら紹介されました。さらに、Android の最新事情として国内外での利用状況が数字で示されました。
最後にデベロッパーアドボケイト 石原直樹より、このイベントでの「初」の試みがいくつか紹介されました。「 DevQuiz 」や QR コード利用の受付システムに加え、京都・東京・オーストラリアの三元中継セッションなどがあります。さらに、当日の運営も含め社内ボランティアおよび GTUG 等の外部デベロッパコミュニティの協力が欠かせなかったことは言うまでもありません。
ブレークアウトセッションでは Android 、Google App Engine 、HTML5、OpenSocial、Google Maps API、Go 言語等をテーマに、Google のソフトウェアエンジニアや外部コミュニティの方々がその効果的な活用方法を紹介しました。また、恒例となった " Office Hours "では、来場者がその分野の専門家に積極的に質問を投げかけていました。
多数のボランティアと何より来場された開発者の皆さんといっしょに作り上げた DevFest 2010 Japan も無事に終えることができました。 なお講演資料は、後日公開を予定してます。下記のサイト等を通じてお知らせします。
また、今回紹介した様々なテクノロジに関しては、API Expert が運営する準公式コミュニティ( Google Code ディスカッショングループに一覧を記載)にて情報交換を行うことができます。ぜひ、ご参加ください。