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Japan Blog

セーフティ & セキュリティ

安心、安全なインターネット利用へ ー 中高生のインターネット利用白書 公開 ー



今日はセーファーインターネットデー、そして 2 月 1 日~ 3 月 18 日は、日本政府が主導する「サイバーセキュリティ月間」です。Google も毎年この取り組みに参加しています。

新型コロナウイルス感染症の世界的大流行が始まって以来 2 度目のセーファーインターネットデーを迎える今日、インターネットやデジタル技術の利用頻度が増えたことに驚きを覚える方も多いでしょう。感染対策に気を配りながら親しい人とつながったり、仕事をしたり、学習を続ける方法として、 デジタルツールは皆さんの日々の生活により深く溶け込みはじめています。

Google では、Google の製品を利用している時だけでなく、お気に入りのウェブサイトを閲覧したり、アプリを利用したりしている時など、どんな瞬間でも皆さんのデータが守られるように、絶えず様々な取組みを行っています。みなさんが安全にオンラインで過ごせるように、様々なツールやオンライン トレーニングのための資料も提供しています。

ユーザーを守るための Google の取り組みを紹介する動画。
10:25

中高生のインターネット利用白書

Google では、中高生 15, 557 人(中学生 5,835 人/ 高校生 9,722 人)と、中高生の教員 119 名を対象にインターネット利用について調査し、この結果を「 中高生インターネット利用白書 2021 」として公開します。調査では、利用時間や目的、インターネット利用で感じるメリットやデメリット、そして実際に経験したトラブル等について調べました。

「中高生インターネット利用白書 2021 」のカバーページでタイトルが書いてある画像。

特にインターネット利用のメリットにおいて、生徒たちが「自分で経験したこと」と先生が「生徒が実感していると思うこと」の間で大きな乖離が見られたのは「 以前よりも世の中のニュースに関心を持つようになった 」「 自分の将来についてより具体的に考えられるようになった 」の 2 項目でした。この割合が高校生では増えていることからも、将来を考え始めるタイミングに、多様な情報に触れる場として、大人たちの想像の域を超えて活用されている様子が垣間見えます。

生徒たちが「自分で経験したこと」と先生が「生徒が実感していると思うこと」グラフの画像。

同様に生徒と先生の回答に大きな違いが現れたのがインターネットのトラブルについての設問で、「 SNS で知らない人から不快なメッセージが来た 」「 ネット詐欺にあいそうになった 」は先生の想定と子どもたちの実感の間に 3 〜 5 倍の違いがありました。調査の詳細は こちら からご確認ください。

生徒たちが「自分で経験したことがあるもの」と先生が「生徒が経験していると思うこと」グラフの画像。

この調査結果をもとに、Google では Grow with Google プログラムで提供しているインターネットリテラシーについて学べる教材の拡充を実施します。同教材は、株式会社 ARROWS の協力のもと全国の中学・高校に提供しています。新しい教材の提供開始は 3 月下旬を予定しており、希望する教員の方は こちら から詳細をご確認ください。

安全なインターネット利用のために

私たちは常に直感的に使えて、シンプルかつ便利な製品の開発を目指しています。そのアプローチはプライバシーやセキュリティでも同じです。データの管理もレストランの予約や家までの最短ルートを検索するのと同じくらい簡単であるべきです。そのような考えのもと、セキュリティ診断やパスワードチェックアップ等の様々なツールを提供しています。

セキュリティ診断 は、Google アカウントを一元管理・保護するためのツールです。クリックするだけでアカウントのセキュリティの概要を確認し、データを安全に保つための対応策を提案します。パスワードの管理には パスワード チェックアップ をご活用ください。Google アカウントに保存したパスワードのセキュリティをチェックして、パスワードが不正使用のリスクにさらされているかどうかを調べることができます。

Grow with Google では、中高生向けのコンテンツに加え、安全なインターネット利用に関するトレーニングコンテンツを公開しており、昨年一年間で 10 万人以上の方にご活用いただきました。 オンラインセキュリティに関する 無料の講座 などに加え、本日、 新しいトレーニング コンテンツ として「 クラウドで情報共有を行う際に確認すべきこと 」を追加しました。コロナ禍によりオンラインでの情報共有の機会が増える中で気をつけるべき点や Google Drive や Google グループなどの関連する Google 製品の使い方と設定方法をご紹介しています。今後、活用機会が益々増えるクラウドサービスの使い方を学ぶための資料として、ぜひお試しください。

最後に、おうち時間の増加で利用機会が増えた YouTube の情報管理についてもご紹介します。YouTube の検索履歴や視聴履歴は「 YouTube でのデータ 」で管理でき、シークレット モードにすることで履歴などを残さずに視聴することもできます。切り替え方は簡単、YouTube アプリで自分のアイコンをタップして「シークレットモードを有効にする」を選ぶか、ブラウザをシークレットモードにして YouTube にアクセスしてください。13 歳未満のお子様だけで YouTube を視聴する場合は、 YouTube Kids の使用を推奨しています。YouTube Kidsでは、お子様ごとにプロフィールを作成して視聴できるコンテンツ選択や、視聴時間を制限するタイマーの設定、適切なデジタル習慣を身に付けるために役立つ情報も提供しています。YouTube の全般的なプライバシーやセキュリティへの取り組みは How YouTube Works (YouTube のしくみとは?) をご参照ください。

YouTube Kids のコンテンツ設定画面の画像。

大切な人たちとつながるために欠かせなくなった様々なデジタルのツールを上手に、そして安全に活用できるように、Google はトレーニング コンテンツやツール提供を通じ、安心、安全なインターネット利用を今後も支援していきます。