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Japan Blog

Gemini のアップデート:Gemini 1.5 Flash による回答の高速化、アクセスの拡大など

Gemini が Flash 1.5 に対応

ユーザーが Gemini を使って、生産性や創造性、好奇心を向上させている様子から、私たちは日々多くの学びを得ています。そして、本日のアップデートにより、ユーザーがそういったタスクをより最適に達成できるよう、Gemini はさらに進化します。

Gemini に Gemini 1.5 Flash が対応したことで、より早く、役に立つ回答を得ることができます。また、ハルシネーションに対処する新機能が加わるほか、中高生向けの Gemini とモバイル アプリがより多くの地域で利用できます。

Gemini 1.5 Flash で、より早く、役立つ回答を

Gemini が評価されている主な理由のひとつが、時間の節約に貢献できることです。Gemini を使って説得力のあるメールを書いたり、難しいコードをデバッグしようとした時、素早く、そして高品質な回答を得られるかが重要です。

本日、Gemini に Gemini 1.5 Flash が対応したことで、より早く、役立つ回答を得られます。Gemini 1.5 Flash では、品質とレイテンシーが全面的に改善され、特に推論と画像理解が大幅に改善されます。また、コンテキスト ウィンドウが 4 倍に拡大され、より長い会話や複雑な質問をしたりできるようになります。これらは、すべて無料で利用できます。

拡張された 32K トークンのコンテキスト ウィンドウを最大限に活用できるよう、Google Drive 経由またはデバイスから直接ファイルをアップロードする機能も今後追加されます。これにより、たとえば、経済学の学習ガイドをアップロードしたり、Gemini に練習問題の作成を頼むことで、プライベートでの学習を充実させることができます。また今後、Gemini がデータ ファイルを分析できるようになるため、インサイトを発見したり、チャートやグラフィックで視覚化することも可能になります。

Gemini 1.5 Flash に対応した Gemini は、Web とモバイルの両方で、40 言語と 230 を超える国と地域ですべての Gemini ユーザーがご利用いただけます。

Gemini の回答内の関連コンテンツ

また、多くのユーザーがリサーチパートナーとして Gemini を使い、新しいトピックを探求することを楽しんでいるという事も理解しています。そうした需要に応えるため、事実確認を目的とした質問に対して、関連コンテンツへのリンクを表示するようにしました。これは、ハルシネーションを減らし、より詳しい情報を得るのに役立つ Web サイトを簡単に探索するための取り組みの一環です。

日本を含む一部の国で、Gemini の Web 版において、英語で質問した際に限り、本日より Gemini の回答内でトピックに関する追加情報に直接アクセスできます。段落の末尾にあるチップをクリックするだけで、特定のトピックについてさらに詳しく調べることができる Web サイトが表示されます。また、表示される情報は Web サイトに限定されません。Gmail 拡張機能を使用してGemini が回答を見つけた場合、関連するメールへのインライン リンクが表示されます。

これは、ハルシネーションを防ぐ取り組みに基づくものです。Gemini のダブルチェック機能は、関連コンテンツへのリンクに加え、Google 検索を使用して Web で裏付けられている、または矛盾している箇所を強調表示することで、回答を検証します。矛盾している情報がある場合、ユーザーは詳細を調べて情報を確認できます。

Gemini をより多くの場所に

今年のはじめに、一部の Android 端末の Google メッセージで Gemini と直接チャットできる機能を導入しました。本日より、Google メッセージに Gemini を段階的に展開し、フランス語、ポルトガル語、スペイン語などの新しく追加された言語でチャットできるようになります。メッセージの [Start chat] ボタンをクリックして Gemini を選択すると、アイデアのブレインストーミングや旅行の計画などを開始できます。これらはすべて、Google メッセージ アプリ内で実行できます。

また、Gemini モバイル アプリをより多くの国に向けて展開します。これにより、世界中のより多くのユーザーが外出先で Gemini のサポートを受けられるようになります。

中高生向けのGemini

10 代のユーザーに Gemini のアクセスを拡大

今後、世界の 40 を超える言語で Gemini へのアクセスを 10 代のユーザーに向けて拡大します。Google アカウントを自分で管理できる最低年齢要件を満たしている 10 代のユーザー(日本の場合は 13 歳以上)は、Geminiにアクセスして、学校の科目の理解を深めたり、大学進学の準備をしたり、クリエティブなプロジェクトのサポートを受けることができます。

Google は、安全性を最優先し、若者の発達段階に応じたニーズを満たしながら、生成 AI が提供するすべてのメリットを若者が享受し、AI がさらに中心的な役割を果たす未来に備える機会を創出したいと考えています。若者が自信を持って Gemini を安全に利用できるよう、追加のポリシーと安全対策を導入し、若者専用のオンボーディング プロセスを導入し、若者が責任を持って AI を利用できるように AI リテラシー ガイドを追加しました。また、MediaSmarts (CA)、Miudos Seguros na Net (PT)、Fad Juventud (ES) など、子供の安全と発達に関する専門家とも連携し、若者やその家族が持つニーズを満たす専門知識を継続的に提供しています。

責任ある開発

Google は、常に責任とユーザーの安全に配慮した取り組みに基づいて、Gemini の開発を進めています。また、 Gemini に合わせ、Google は 設計方法と回答方法について、より詳しい情報を公開しています。Gemini に対する Google のアプローチ、公共利益に関する問題、政治・宗教・道徳的信念に関連するトピックへの対応など、複雑で繊細なトピックへの対処方法の詳細を説明するポリシー ガイドラインを公開しています。AI 原則に基づいたこれらのガイドラインは、このテクノロジーを責任と透明性を持って開発するという Google の継続的な取り組みを反映するものです。

Made by Google では、Gemini に関する最新情報を公開予定です。アップデートは、本日より Gemini とのチャットからご利用いただけます。