Gemini for Google Workspace で生産性を維持する 3 つの新しい方法
Gemini for Google Workspace は、Gmail のメールの下書きからスプレッドシートのプロジェクト計画の整理まで、人々や企業が Google アプリをさらに活用できるように支援しています。昨年だけでも、100 万人以上のユーザーや数万の企業が、追加の人手やインスピレーションが必要な際に Google Workspace の生成 AI を使用しています。
本日、Gemini for Google Workspace を使用して、日常生活や仕事でより多くをこなすことができる新しい機能を発表します。Gemini for Google Workspace サイドパネルの Gemini が Gemini 1.5 Pro になり、より多くのユーザーにご利用いただけるようになりました。また、モバイル版 Gmail の Gemini に新機能を追加し、Google ドキュメントと Gmail の Help me write がサポートする言語を拡張します。
1.Google Workspace アプリのサイドパネルで Gemini 1.5 Pro にアクセス
本日より、Gmail、Google ドキュメント、Google ドライブ、Google スライド、Google スプレッドシートのサイドパネルの Gemini が Gemini 1.5 Pro になります。ロング コンテキスト ウィンドウとより高度な推論により、Gemini はさまざまな質問に答え、より洞察力に富んだ回答を提供します。さらに、サイドパネルに表示される概要や、推奨プロンプトなどを使用することで、簡単に作業を始めることができます。
ロング コンテキスト ウィンドウのおかげで、Gemini はより大きなデータ セットを参照できます。たとえば、子供の学校から毎月多くのメールが送信されてくる場合、Gmail のサイドパネルを使用して「メイウッドパーク小学校からのメールを要約して」などと質問するだけで、最も重要な事項とアクション アイテムを即座に取得できるようになります。他にも、家族の集まりのためにホテルの詳細を共有しなければならない場合には、Gmail のサイドパネルに「@」と入力するだけで Google ドライブ内の適切なドキュメントを探すことができます。あとは、Gemini に質問してホテル名と営業担当者の連絡先を尋ねて、その結果をメールにすばやく挿入し家族に詳細情報を送るだけです。
Gemini for Google Workspace のサイドパネル機能が、Workspace Labs と Gemini for Google Workspace Alpha でご利用いただけるようになりました。来月には、Gemini for Google Workspace アドオンと Google One AI プレミアム プランを通じて、企業および一般ユーザー向けのパソコン版でもご利用いただけるようになります。
2. Gmail モバイル アプリで新しい Gemini for Google Workspace 機能を試す
また、Gmail モバイル アプリに追加する新機能により、Gemini に簡単にアクセスして、外出先でも生産性を維持できるようになります。
● メールの要約:どんなデバイスでも、長いメールのスレッドの内容を把握するのには時間がかかりますが、小さな画面では特に困難です。この機能を使用すると、Gemini はメールのスレッドを分析して、Gmail アプリで直接概要ビューを表示します。メールのスレッドの上部にある要約ボタンをタップするだけで、ハイライトを取得できます。この機能は、今月より Workspace Labs 向けに提供いたします。来月には、すべての Gemini for Google Workspace と Google One AI プレミアムのユーザーにもご利用いただけるようになります。
● Contextual Smart Reply:Gmail ユーザーは、長年にわたって、スマート リプライによる返信文の候補、スマート作成による入力中の提案、Help me write によるメールの下書きを利用して時間を節約してきました。間もなく、Gmail の Gemini は、メールのスレッドのコンテキストに基づいて、より詳細で微妙なニュアンスの返信文の候補を提供できるようになります。Contextual Smart Reply では、返信文の候補を編集することも、そのまま送信することもできます。この機能は、7 月より Workspace Labs 向けに提供され、モバイル版とパソコン版でご利用いただけるようになります。
● Gmail Q&A:モバイル アプリで新しい Gemini アイコンをクリックすると、すぐに Gmail の Gemini が「メールの要約」、「次のステップのリスト」、「返信の提案」などの便利なオプションを表示します。パソコン版のサイドパネルと同様に、より具体的なリクエストがある場合は、開いているプロンプト ボックスを使用できます。たとえば、受信トレイのどこかに埋もれている屋根工事請負業者の入札メールを Gemini に頼んで探してもらうことができます。あるいは、読書クラブの詳細が記載されたドキュメントを Google ドライブから探すのは面倒だと感じている場合に、Gemini に頼んで「次回の読書会の論題は?」と尋ねることができます。Gmail Q&A は、7 月より Workspace Labs 向けに提供され、モバイル版とパソコン版でご利用いただけるようになります。
3. Help me write をより多くの言語で
先日、自動言語検出と 60 以上の言語へのリアルタイム翻訳キャプションを備え、世界中の人々のつながりを支援する Google Meet の Translate for me を発表しました。現在 Google では、より多くの Gemini for Google Workspace 機能に言語サポートを追加しています。数週間以内に、Gmail と Google ドキュメントの Help me write は、パソコン版にスペイン語とポルトガル語が加わります。利用できる言語は、今後も追加予定です。
これらの機能や、Gemini パソコン版およびモバイル アプリ向けに新たに発表されたその他の機能を使用するには、企業向けの Gemini for Google Workspace アドオン、または一般ユーザー向けの Google One AI プレミアム プランが必要です。Gemini for Google Workspace を最大限に活用する方法については、Workspace ブログの「Beyond the Prompt」シリーズをご覧ください。