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Japan Blog
Project VOICE: 「誰もが社会とつながる」ため、障がい当事者自らが開発の中心に。iF Design Award で Gold Award も受賞
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様々な病気や障がいにより発話や身体を動かすことが困難な人たちのコミュニケーションを支援する Google の研究開発プロジェクト Project VOICE (Valuing Our Individual Communication Expression) が、この度、重度の身体障がいを持ちながら開発者、起業家として活躍する小野克樹さんと協力。当事者である小野さん自らが中心となり、障がいを持つ人たちの社会参加をより支援できるシステムへ最適化すべく、研究開発に取り組んできました。本日、その模様を収めたドキュメンタリー動画を公開しました。

Project VOICE は、Google の AI モデル Gemini の文脈予測機能を活用し、従来より少ない操作での文章作成や、自分らしい自然でスムーズな会話を支援する技術です。昨年 6 月には、この技術をオープンソースとして無償公開しました。小野さんは、5 万件に及ぶ自身の過去の会話データを使って Gemini モデルをファインチューニングし、個人に最適化された予測変換モデルを開発。単なる発話支援ツールから、社会参加を後押しするプラットフォームへと進化させる可能性を実証しました。小野さんは、当事者だからこそ課題がどこにあり、どうすれば自由な表現を実現できるかがわかるとし、「同じ困難を持つ人に届き、その人の世界が少しでも広がっていくことを願っています」と希望を語っています。

また、Project VOICE は今年、 iF Design Award にて、最高賞にあたる Gold Award を受賞しました。審査委員会からは「これこそが、人間の尊厳とつながりに貢献するプロダクトデザイン」との評価を受けました。

これからも、当事者の方々との協業を通じて、誰もが社会とつながり、自分らしく表現できる世界の実現へ向けて開発を続けていきます。

視覚障がいのある方向けの音声ガイダンスに対応した動画はこちらから視聴ください。

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