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Japan Blog

Google Chrome ベータリリース: 0.3.154.9



Google Chrome バージョン 0.3.154.9 がリリースされました。すでに Google Chrome をお使いの方は数日のうちに自動更新されます。また、画面右上のレンチ型のメニューから [Google Chrome について] を開き、手動でいつでも最新版に更新することもできます。

このリリースは今までに Dev チャンネル登録者のユーザーの方々にリリースさせていただいた修正をすべて含むものです。0.2.149.30 以降の修正についての詳しい情報は http://dev.chromium.org/getting-involved/dev-channel/release-notes (英文) をご覧ください。

セキュリティアップデート

  • このリリースではポップアップにおけるアドレス詐称が修正されています。この問題は、サイトがユーザーにあるリンクをクリックするように仕向け、それによりポップアップウィンドウを開かせるものです。そのウィンドウのアドレスバーは実際のコンテンツのソースとは異なるアドレスを示すように操作されています。
    セキュリティレイティング: 中間レベル。この不具合はウェブサイトのアドレスを詐称することで、ユーザーをだまし、重用な情報を盗みとるために使われてしまう恐れがあります。
    公開: TopsecTianRongXin リサーチラボの Liu Die Yu さん

重用な問題の修正

  • ラップトップ/ノートPCのタッチパッドが現在は正常に動作するようになっています。
  • プラグイン (Flash、Silverlight、QuickTime そして Windows メディア) のパフォーマンスと信頼性が改善されています。動画がロードされない、1秒後に停止する、Google Chrome 自身の動作を遅くしたり、フリーズさせてしまう (100% CPU を使ってしまう) といった問題が修正されています。
  • Acrobat Reader 9 を使って PDF を表示させているタブを閉じた際に「Chrome がクラッシュしました」というメッセージが表示されることの修正。
  • セキュアサイト (https: を使っていて、アドレスバーに鍵が表示されているサイト)では履歴としてデータを保存しないようになりました。サイトのアドレスについては履歴から検索できますが、ページ内のコンテンツについては検索しないようになりました。
  • ウェブプロキシを使っているユーザー向けにパフォーマンスと信頼性が向上されています (この修正を行なっていただいた griffinz さんに感謝します)。

UI と動作に関しての変更点

  • 新しいタブと新しいウィンドウ、シークレットウィンドウが "現在のページの制御" メニューから "Google Chrome のカスタマイズと制御" ( レンチ ) メニューに移動しました。このパッチを提供していただいた Szymon Piechowicz さんに感謝します。
  • 「新しいシークレットウィンドウ」は常に新しいウィンドウを開きます。「新しいウィンドウ」は常に新しい通常のウィンドウを開きます。どちらの操作もレンチメニューから常に利用可能です。
  • スペルチェッカーはテキストインプットフィールドで動作し、スペルが間違っている単語にアンダーラインを付けます。さらに、単語をスペルチェッカー用の辞書に追加できるようになり、それらはその後、スペルミスとは報告されないようになります ( スペルミスを指摘された単語の上でマウスの右クリックを行ない、[辞書に追加] を選択します )。
  • プログラムを実行できる可能性のあるファイル (exe、dll、bat、そのほか) 用のダウンロードが変更されました。これらのファイルは、まず unconfirmed_*.download ファイルとしてダウンロードされます。次に、Google Chrome はユーザーにダウンロードを許可するか確認します。このときに、保存をクリックしたときだけ、unconfirmed_*.download は実際のファイル名に変換されます。確認しなかったダウンロードされたファイルは Google Chrome の次回終了時に削除されます。

Google Chrome ヘルプグループの紹介

Google では Google Chrome をご利用の方々の情報交換の場として、Google Chrome ヘルプグループを用意させていただいております。このグループは、Google Chrome ご利用の皆様の情報交換の場です。Google Chrome に関するご意見やご質問がある方は、どなたでも参加することができます。皆様の積極的なご参加をお待ちしております。