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Chrome

Google Chrome 2.0 Stable リリース



Google Chrome を Beta として最初に公開してからすでに 8 ヶ月が経ちました。その間に 1.0 を正式版 (Out Of Beta) として公開し、2.0 の Dev リリースBeta リリースを公開ました。2.0 の Dev リリースと Beta リリースでは、さらなる高速化と安定性の確保、ユーザーの方からのフィードバックなどを参考にした新機能の追加などを行い、今回、その 2.0 を Stable リリースとしてすべてのユーザー向けに公開します。

今回の 2.0 の Stable リリースでは、今まで 2.0 の Beta リリースで提供されていた機能をすべて含みます。いくつか特徴的なものを以下で紹介します。

改良された「新しいタブ」ページ

新しいタブは Google Chrome の特徴的なユーザーインターフェイスの 1 つであり、良く訪れるページのサムネイルなどが表示されるものです。ユーザーの方から多く寄せられたフィードバックとして、このサムネイルの中に他人には見せたくないページがあった場合、それを削除したいというものでした。今回、その削除機能を提供しましたので、プレゼンテーションなどでブラウザ画面を他人に見られる可能性がある場合は、事前に見られたくないページのサムネイルを削除出来るようになりました。

フルスクリーンモードの実装

Google ドキュメントのプレゼンテーション機能で大勢の人の前でプレゼンテーションを行う場合や YouTube などのビデオ共有サイトでビデオを再生する場合、ブラウザをフルスクリーンモードにし、デスクトップを占有して表示させることが出来るようになりました。F11 キーもしくは Google Chrome のレンチメニューの「全画面表示」から行えます。

フォームのオートフィル

すでに訪れたフォーム上で、訪れるたびに毎回毎回入力を求められるのは煩雑なものです。ブラウザのオートフィルはこのような時に、2 度目以降は自動的に入力を行うものであり、今回 Google Chrome 2.0 で実現されるようになりました。

内蔵コンポーネントの更新

Google Chrome に含まれているレンダリングエンジンの WebKit、JavaScript エンジンの V8、オフライン機能や非同期処理を JavaScript に提供する Gears がそれぞれ更新されています。

  • V8: 1.1.10.12 (about:version)
  • WebKit: 530.5 (about:version)
  • Gears: 0.5.19.0

V8 と WebKit のバージョンは URL として "about:version" を入力することで表示されます。

安定性とパフォーマンスの向上

Beta リリースや Dev リリースに関して、ユーザーの方からいただいたフィードバックやクラッシュレポートを解析し、その多くの修正をしました。その数は 300 以上 (修正されたバグリスト (英語)) になります。また、WebKit と V8 の新しいバージョンおよび Google Chrome 自身の改良により、JavaScript を多用するようなページでのパフォーマンスが約 30% 向上しています (参考: V8 のベンチマークツール)。

V8 のベンチマークツールでGoogle Chrome のJavaScript を多用するようなページでのパフォーマンスを示すグラフの画像。

V8 の高速化の詳細については、Chromium ブログの記事 (英語) をご覧ください。

以上のほかにも、新しい HTTP スタックの利用や言語サポートを拡大しています (50 ヶ国語に対応) 。

すでに、Google Chrome を使っているユーザーの皆さんには、自動的に新バージョンに更新されます。新規ユーザーの方、もしくはすぐにアップグレードをしたい場合は、http://www.google.co.jp/chrome からダウンロードすることが出来ます。

最後に、今回、バージョンが 2.0 になったのですが、Google としては必要以上にバージョンを意識することはしておりません。バージョン番号はあくまでもリリースをトラックするためのプロジェクト内部的な識別子的なものであり、今後もバージョン番号などにこだわることなく、出来るだけ速やかに重要な、また利便性の高い機能をユーザーの皆さんのお手元にお届けします。