Google Chrome提供開始から1年:最新の安定版を公開
1年前のGoogle Chrome誕生以来、私たちはブラウザとウェブのさらなる進化を目標に改善に励んできました。このたび、この1年間で寄せられたユーザーのフィードバックなどを活かして新しい安定版を公開しました。この日のために51のDev版、21のBeta版、15のStable版の更新を行い、3,505件のバク修正を行ってきました。
ブラウザの大幅なスピードの改善やデザインの改良など、これにより実現した主な改善点をご紹介します。
とにかく速い
新しいGoogle Chromeは断然速くなって生まれ変わりました。デスクトップから迅速に起動する最新のブラウザを提供することでウェブページやウェブアプリケーションの素早いロードが可能となっています。
Javascriptでのパフォーマンスにおいては、従来よりも150%、直近に公開されたStable版より25%改善しています。
V8エンジンとSunSpiderベンチマークによるJavascriptのパフォーマンス測定
新しいタブページの誕生:
Google Chrome の最新版では新しいタブページのデザインが新しくなっています。
新たにデザインされた最新の新しいタブページ
変更される”以前の”新しいタブページ
ごく最近のベータチャンネルのリリースにおける綿密なテストの結果、使いやすく、またカスタマイズしやすいように新しいタブページをデザインし直しました。ただマウスをクリックし、ドラッグするだけで、頻繁に訪れるウェブサイトのサムネイルを再配置することができます。さらに、ユーザーのブラウジングの傾向性が変わったとしても、サムネイルが消えないように画面に留めておくことができます。このようにたった 1 回のクリックだけで、ユーザーの好きなウェブサイトにアクセスすることができます。
さらに多くの新しいタブページカスタマイズが可能です。例えば、見たくないページの一部を隠したり、頻繁に訪れる全てのウェブサイトのリストの表示を選ぶこともできます。また、Google Chrome を最大限に活用してもらうため、役に立つアドバイスも新しいタブページの下部に追加しました。
以前の新しいタブページに別れを告げ、刷新された新しいタブページについてご意見をお聞かせください。みなさまからのフィードバックをお待ちしています。
ほんの数ステップで探しているサイトにたどり着ける:Omnibox機能
また、Googleは、Google Chromeの機能の中で、最も良く利用されている機能の一つである「Omnibox」も改良しました。Omniboxは、検索バーとアドレスバーを兼ねた多才な機能で、ユーザーがわずか数ステップで該当するサイトにたどり着けるよう、サポートします。今回は、ドロップダウンメニューの表示を最適化し、表示された項目が「おすすめのサイト」、「サーチ結果」、「ブックマーク」、「サイト閲覧履歴」のどの項目にあてはまるかを見分けることができるアイコンを追加しました。
フィールドに最先端の機能をもたらす: HTML5 機能
私たちは、HTML5が、最近のブラウザでの標準になっていることを嬉しく思っています。そして、今回の安定版にも、引き続きHTML5の機能を搭載しています。特に、HTML5の「ビデオ」タグについて評価しており、これによって、ページへの動画の埋め込みは、通常の画像の埋め込みのようにシンプルになりました。また、ビデオタグにより、プラグインなしに動画を再生できるようになりました。
ビデオタグをGoogle Chromeで是非試してください。そして、HTML5オーディオや、キャンバスのタグを使った、Chromeの50の実験についても試してみてください。私たちは、オープンスタンダードによって、このようなイノベーションに出会えることを素晴らしく思っており、最新の素晴らしいウェブ上の技術をGoogle Chromeを通じてユーザーに迅速に届けます。
そしてスタイリッシュな画像を選択:テーマでブラウザを飾ろう
ベータチャネルでのGoogle Chromeテーマのテストを終え、ついに安定版のリリースをすることができました。テーマを使うことによって、ブラウザを様々な色やパターン、画像で飾ることができます。