Google 日本語入力に開発版が追加されました。
Google 日本語入力ベータ版をお使いいただいている皆様、いつもありがとうございます。一日も早く正式版の品質に到達するべく、チーム一丸となって開発に取り組んでおりますので、今後ともよろしくお願いいたします。さて本日より Google 日本語入力に、これまでのベータ版に加えて、開発版が追加されました。開発版は、以下の点でベータ版とは異なります。
- 新機能が開発段階の形でリリースされます。場合によっては、一度追加された機能が次の更新で削除されることもあります。
- 公開前に行っている社内テストが、一部省略されています。
- ベータ版よりも頻繁に更新されるため、予期しないタイミングで使用できなくなるリスクが高くなります。
- 問題の早期発見のため、使用統計データと障害レポートの送信が常にオンになります。
- 単語候補の選択ウィンドウにビルド番号が表示されます。
開発版は新機能や問題の修正をいち早くお試しいただけますが、安定性の観点から、通常のご利用にはベータ版をおすすめします。
今回の開発版リリースでは、次のような変更点が行われました。
Windows / Mac 共通
- ローマ字ルールを変更する機能を追加しました。設定ダイアログからローマ字ルールを変更できます。
Windows 版 (バージョン 0.10.264.100)
- インストール中にエラーが発生したときのメッセージが常に「インストーラに次のエラーが発生しました: 1603: インストール中に致命的なエラーが発生しました」となってしまう問題を修正しました。
- OS 起動時に辞書領域を物理メモリ上に常駐させる機能を追加しました。この機能は Google 日本語入力を使用するときのディスクアクセスによる反応の悪化を防ぎます。常駐機能はデフォルトで有効になっています。設定ダイアログから常駐を解除できます。
- Windows Server 2008 以降のサーバー OS に対するインストール時のチェックを外しました。
- Microsoft IME からのユーザー辞書をインポートする機能を追加しました。Google 日本語入力の辞書ツールから試すことができます。
Mac 版 (バージョン 0.10.264.101)
- Snow Leopard 環境で、設定画面のプルダウンメニューが正しく表示されない問題を修正しました。
Google 日本語入力を利用していない方が、従来のベータ版をインストールする方法:
これまでと変わりません。Google 日本語入力のダウンロードページからインストールしてください。
Google 日本語入力を利用していない方が、開発版をインストールする方法:
Google 日本語入力のダウンロードページ下部に、「開発版をダウンロード」というリンクが追加されています。リンク先のダウンロードページから開発版をインストールしてください。
ベータ版を利用している方が、開発版に移行する方法:
開発版に上書き可能です。Google 日本語入力のダウンロードページ下部の「開発版をダウンロード」というリンクからインストールしてください
開発版を利用している方が、ベータ版に移行する方法:
いったん開発版をアンインストールして、再起動してから、ベータ版をインストールしてください。
開発版を利用している方が、Google 日本語入力をアンインストールする方法:
これまでと変わりません。「アプリケーションの追加と削除」 (Windows の場合)、「アプリケーション」 (Mac の場合) からアンインストールしてください。アンインストールした後で、再起動をしてください。