Google 日本語入力の開発版をアップデートしました。
もうすぐ春ですね。さて、Google 日本語入力の開発版をアップデートしましたのでお知らせします。今回のアップデートでは、主に以下の点を変更しました。
- 学習アルゴリズムの改善
「使うほどに意図しない変換が出るようになる」という問題を改善しました。 - 入力履歴サジェストの改善
入力を確定後、バックスペースキーで確定した文字列を消去した場合、その文字列を入力履歴のサジェストに反映しないようにしました。誤変換がサジェストされるケースを抑制できます。 - MS-IME モードでの「無変換」キーの動作を変更
「無変換」を押すたびに「かんじ→カンジ(全角)→カンジ(半角)→かんじ→...」という動作をするようにしました。 - 現在時刻の入力を追加
「いま」を変換すると、現在時刻を入力できます。前回の開発版から追加されていました。 - 辞書ツールの機能向上
ATOK とことえり用のユーザ辞書をインポートできるようにしました。
インポートする辞書の種類とエンコーディングを自動判定するようにしました。 - ローマ字テーブルの機能向上
1 万エントリまで登録できるようにしました。これまでは 1,024 エントリまででした。 - キー設定ツールの機能向上
「入力キー」の設定を、文字列の入力から、キーボードからの直接入力に改善しました。
すでに開発版をお使いの場合は自動的に更新されますので、そのままお待ちください。バージョン番号は次のように更新されます。
Windows 版: 0.10.264.100 → 0.10.281.100
Mac 版: 0.10.264.101 → 0.10.281.101
開発版をインストールするには、Google 日本語入力のダウンロードページの下にある「開発版をダウンロード」というリンクをクリックしてください。開発版についての詳細は、「Google 日本語入力に開発版が追加されました。」というブログエントリをご覧ください。開発版では、問題の早期発見のために、使用統計データと障害レポートの送信が常に有効になることをご了承ください。
これからも、Google 日本語入力をよりよくしようと、チーム一同で開発を進めていきます。お気づきの点がありましたら、ぜひヘルプフォーラムからお知らせください。みなさんのフィードバックがなによりの励みになります。