Google 日本語入力のベータ版をアップデートしました (0.12.434.x)
8月になりました。先月までは寝付けないほど暑い日が続いていましたが、ここ数日は朝夕の風に秋の気配を感じるようになりました。
さて、Google 日本語入力のベータ版をアップデートしましたのでお知らせします。今回のアップデートでは、開発版で提供していた機能やバグフィックスを取り込んでいます。新機能の完成度向上にご協力頂いた方々に改めてお礼申し上げます。
Windows 版/Mac版共通の変更点
- 郵便番号辞書を最新のものに更新しました
- 記号辞書を一部拡充しました(ちぇっく→☑、おんぷ→♫など)
- ローマ字スペルチェック機能のユーザビリティが向上しました
Windows 版の変更点
- 特定の状況で、「変換エンジンの起動に失敗しました。」というダイアログが出現する問題を修正し、安定性が向上しました。
- IME 有効化のキーを二度押さないと認識されない場合があった問題を修正しました。
- 文章入力中に IME をオフにすると、入力中の文章がキャンセルされてしまう場合があった問題を修正しました。
- 変換キーで IME が有効にならない問題を修正しました。
- IME を有効にしたまま一定時間経過した後、IME が無効になってしまう問題を修正しました。
- Windows Vista 以降の環境で DPI 仮想化が有効なとき、高 DPI 非対応のアプリケーションで候補ウィンドウが期待した位置に表示されない問題を修正しました。
- 一部のユーザに先週配布したベータ版 (0.12.421.0) における、利用統計情報を、設定によらず送信してしまうバグを修正しました。利用統計情報の内容は、使用している OS のバージョン、キータイプ数や変換キーを押した回数などです。入力した文章は一切含まれていません。問題のバージョンから送信されたデータは、いかなる用途にも使用いたしません。
Mac 版の変更点
- まれに英数モードに戻ってしまうという問題を解決しました(ログアウトが必要です)。
- 候補ウィンドウをクリックしても選択されないというバグを修正しました(ログアウトが必要です)。
- 文字入力中に英数キーなどで一時的に英数モードに移行する際も、タスクバーのモードアイコンが切り替わるようになりました。
オープンソース 版の変更点
- 特定の状況で変換エンジンが起動できなくなる問題を修正いたしました。
既知の問題
- Shiftキーを押しながら半角英数モードで入力したあと、IMEを無効化、有効化を行った場合、半角英数モードが残る問題があります。(Windows版のみ)
- メニューから半角カタカナ入力を選択しても半角カタカナにならない問題があります。(Mac版のみ)
すでにベータ版をお使いの場合は自動的に更新されますので、そのままお待ちください。バージョン番号は次のように更新されます。ただし、今回 Mac 版は更新時にログアウトが必要になります。お手数をおかけしますが、ダイアログの指示に従ってログアウトしてください。
Windows 版: 0.11.382.0→ 0.12.434.0
Mac 版: 0.11.382.1 → 0.12.421.1
オープンソース版: 0.12.422.102 (r36) → 0.12.434.102 (r38)
今回、開発版は以下のままになります。
Windows 版: 0.12.422.100
Mac 版: 0.12.423.101
ベータ版 (0.12.434.0, 0.12.421.1) と開発版 (0.12.422.100, 0.12.423.101) の機能的な違いはありませんが、今後も開発版の方が早いサイクルで更新されていきます。また、開発版がインストールされている環境にベータ版をインストールする場合、いったん開発版をアンインストールする必要があります。
私たちは日々、Google 日本語入力を皆さんに気持ちよく使っていただけるよう開発を続けています。Google ならではのアプローチ、クオリティの製品を目指していますので、是非お使いいただき、フィードバックを頂ければと思います。
今後も皆様からのフィードバックをお待ちしております。 ヘルプフォーラムをご利用ください。