メインページに戻る
Japan Blog

イベントのお知らせ「Google 日本語入力 TechTalk 2010」



IME の開発に興味はありませんか? Google 日本語入力のソースコードを、ぜひ一緒にレビューしましょう!

Google 日本語入力 チームによる TechTalk (技術講演会)を開催いたします。Google 日本語入力 の開発に携わっているソフトウェアエンジニアが、Google 日本語入力で使われている情報処理技術や、実際に使われているソースコードの解説、プロジェクト運営の舞台裏などをお話しします。質疑応答セッションや、ご歓談の時間に加えて、参加者のみなさまに発表していただくライトニングトークセッションも用意しました。ソフトウェア開発の分野で活動されている皆様とカジュアルにお話しできればと思っていますので、ぜひお気軽にお越しください。

また、ぜひソフトウェア開発関係のお知り合いの方々にも、お声がけいただき、申し込みフォームから事前の予約をお願いします。席に限りがございますので、お早めにお申し込みください。大変恐れ入りますが、お申し込み多数の場合には、ソフトウェア開発関係の方を優先させていただいた上で、抽選とさせていただきますので、ご了承ください。

みなさんのお越しをお待ちしています!

日時:2010 年 10 月 23 日 土曜日 1:30 PM (受付開始)

申込締切:2010 年 10 月 10 日 日曜日 23:59 PM

会場:Google 東京オフィス (六本木ヒルズ)

プログラム:『Google 日本語入力ができるまで』 (Talk 0:20 + QA 0:10)

Google 日本語入力は Google の 20% ルールから始まった。社員は就業時間の 20% を自由に使えるので、その時間を活用したのである。発表では、実際にどのようにプロジェクトが始まったのか、どのようなコンセプトで設計されているのか、あたらしいプロジェクトとして工夫した点、直面した困難、エンジニアの一日などを紹介する。

休憩 0:10

『Google 日本語入力の設計概要』 (Talk 0:30 + QA 0:15)

Google 日本語入力に使われている様々な情報処理技術を紹介する。

Google 日本語入力は,これまでのインプットメソッドの設計にとらわれない新しいアプローチで設計・実装されている。日本語入力システムは様々なアプリケーションとして協調して動作する必要があるため,高い堅牢性とセキュリティ保護機構が必要となる。発表ではGoogle 日本語入力の内部設計に触れ,それらが堅牢性とセキュリティー保護にどう貢献しているか,従来法との比較を交えながら紹介する。

休憩 0:10

『Mozc ソースコードレビュー』 (Talk 1:30 + QA 0:15)

Google 日本語入力のソースコードについて解説をする。

Google 日本語入力は Mozc いう名前でオープンソース化されている。 この Mozc のソースコードを読むことで、Google 日本語入力が実際にどのように実装されているかが分かる。ソースコードを改変することにより独自の拡張を自由に行うこともできる。発表では Mozc のビルド方法やビルドシステム、各モジュールの説明、プログラムの一般的な動作の流れ、クロスプラットフォームでの開発方法、機能拡張のための TIPS をソースコードを交えて説明する。

休憩 0:10

『ライトニングトーク』(Talk 1:00)

Google 社員だけでなく、参加者も交えたプレゼン大会です。テーマは「入力」。軽いネタから濃い研究発表まで、さまざまな内容を募集します。ただし、発表時間はひとり五分まで。時間が来たら、そこでおしまいです。

発表をするには事前申し込みが必要です。お申し込みフォームに、トークの概要を記入してください。また、応募者多数の場合は、お申し込みいただいても発表していただけない場合もございます。トークをしていただけるかどうかは、事前に連絡いたします。発表時には、プロジェクタと無線 LAN が利用可能です。その他の機材についても、準備できるものもありますので、ご相談ください。

対象者:ソフトウェア開発者、研究者、学生の皆様

参加費:無料

プログラム:

1:30PM – 2:00PM: 受付
2:00PM – 6:00PM: 講演 (TechTalk)、Q&A
6:00PM – 7:00PM: 交流会※ / 軽食と飲み物を用意しています。

※交流会には、下記をはじめとする多数の Google 社員が参加します。ぜひ交流をお楽しみください。

工藤 拓 (くどう たく): ソフトウェアエンジニア。2005 年 4 月 Google 入社。奈良先端技術大学院大学で博士課程を修了後、1 年間の企業ポストドクターを経て、Google へ入社。専門分野は自然言語処理・機械学習。形態素解析システム MeCab の作者。最近では Google 日本語入力を開発。

小松 弘幸(こまつ ひろゆき):ソフトウェアエンジニア。2005年入社。乗換案内・日本語入力ソフトなどの開発に従事。東京工業大学大学院 情報理工学研究科 数理・計算科学専攻 博士課程、またアメリカ・カリフォルニアでの Google インターンシップを経て、Google へ入社。 日本語入力システム PRIME の作者。専門はユーザインタフェース。

その他:

  • 応募多数の場合には、技術者の方を優先させていただいた上で、抽選とさせていただきますので、あらかじめご了承ください。
  • ご参加いただく方には、当日までに参加証を弊社よりお送りいたします。
  • 不明な点などがございましたら、 google-events-team-jp@google.com までお問い合わせください。