Google 日本語入力 がベータ版から正式版になりました。
Google 日本語入力は、昨年 12 月にリリースして以来、多くの方のフィードバックに支えられて、変換精度の向上や機能追加などを繰り返してきました。おかげさまで、Google 日本語入力がベータ版を卒業しましたので、お知らせします。
正式版リリースを機に、あらためてGoogle 日本語入力の特徴をご紹介します。
Google 日本語入力は、ウェブ検索の技術を活用し、インターネット上の膨大な情報をもとにした辞書が強みのひとつです。この辞書は、一般的な単語辞書には含まれてない固有名詞や専門用語も広く網羅しています。例えば、「ノルウェイの森」も一発変換できますし、「牽牛子塚古墳 (けんごしづかこふん)」や「次亜塩素酸ナトリウム」さらには、「超電磁砲(れーるがん)」といった言葉にも対応しています。
さらに便利な機能として、Google 検索のサジェスト機能のような、最初の数文字を入力するだけで目的の文章が入力できる機能が搭載されています。例えば、『よろしくお願いします』を何度か入力すると、最初の「よ」を入力するだけで、『よろしくお願いします』が入力できるようになります。
日本語入力ソフトウェアにとってもっとも重要な変換精度や動作速度、安定性についても、しっかりと取り組んできました。口語表現の精度向上・誤変換の抑制・動作速度の向上・アプリケーションとの相性問題などが、リリース当時に比べて大きく改善されました。収録語彙数も、初リリース時からのファイルサイズを大きく変えないまま、更に増加させています。
これまで以上に、Google 日本語入力は「思いどおりの日本語入力」を実現するべく開発を続けていきますので、今後ともどうぞ応援をよろしくお願いします。また、より詳しい内容を Google Developer Relations Japan Blog にて紹介していますので、あわせてご覧ください。