Google 日本語入力チームからの新しいご提案
今回、私たちが注目したのは、キーボードの使い方です。
これまで私たちはキーボード上のキーをひとつひとつ押すことによって、文字を入力してきました。快適に入力できるようになるためには、キーを探したり、キー配列を覚えたり、という努力を重ねる必要があり、いつもと異なるキー配列のキーボードを使おうとすると、思わずキーとなったりすることも。
そこで私たちは、より直感的な文字入力を実現するために、またまた新たなデバイスを開発しました。その成果を Google 日本語入力チームからの新しい提案として、本日ご紹介します。
Gboard 物理手書きバージョンは、文字を書く人のためのデバイスです。
お使いのキーボードを物理手書きコンバーターに接続すれば準備完了。あとはキーボードの上に文字を書くだけです。
物理手書きコンバーターが、キーボードから送られた入力信号を解析して、あなたの書いた文字を識別します。
Gboard 物理手書きバージョンは分離式畳み込みニューラルネットワークによる文字識別器を搭載した組み込み向けプロセッサーが USB キーボードによって入力されたシーケンスから生成した画像内の特徴量を抽出し推論結果を Bluetooth で任意のデバイスに出力します。 ウェブサイト では訓練済みニューラルネットワークモデルを TensorFlow.js で処理することによりブラウザ上での高速な物理手書き文字変換を可能にしたお試し版を提供しています。
お気に入りのキーボードで文字を書く、このよろこびをあなたにも。
Gboard 物理手書きバージョン紹介ページ : g.co/tegaki
これからも、より快適な入力方法の実現に向けて、一線を画する研究開発を続けていきたいと考えています。今年もよろしくお願いいたします。
<よくありそうな質問>
Q. 新しいタイプのキーボードですね。
A. 手書きですのでタイプは必要ありませんよ。
Q. 濁点や半濁点は入力できないのですか?
A. ぐぬぬ
Q. 発売日はいつですか?
A. 市場調査の結果を踏まえて判断いたします。普通の Gboard は Android も iOS もすぐにお使いいただけます。
Q. 自作できますか?
A. ご家庭の組み込み向けプロセッサーでご利用いただける設計図、回路図、機械学習のモデル、トレーニング用データなどを オープンソース として公開しています。
Q. 今日は何の日?
A. 今日は 4 月 1 日、日曜日です。今日 1 日、だまされないように気をつけましょう。