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Japan Blog

Android のブランドが ”カラフルに” 新しくなります

Android ロゴと Android ロボットの画像。

この 10 年、 Android は、オープンプラットフォームとして製造メーカーやデベロッパーが開発したデバイスやアプリを世界中のユーザーに届けるコミュニティを創出してきました。利用はスマートフォンやタブレットにとどまらず、自動車、スマートウォッチ、テレビなどあらゆるデバイスへと拡大し、今では、アクティブ デバイス数は世界で 25 億以上に達しています。

あらゆるユーザーに向けて Android を開発していくにあたり、 Android のブランドは、多様性を尊重し使いやすいものであるべきだと考えています。

Android Q は Android 10 へ

Android リリースのバージョン名を変更します。Google のエンジニアチームは、これまで各バージョンのコードネームに、美味しいお菓子やデザートの名前をアルファベット順につけてきました。この伝統は、社内だけではなくリリース名としても一般に公開され、毎年の OS リリースの楽しみとなってきた一方で、世界のユーザーやコミュニティにとっては、必ずしもわかりやすいものではないというフィードバックも頂いていました。

たとえば、アルファベットを主要言語として使わない地域では、Android Lollipop が OS バージョンとして KitKat よりも前なのか後なのか、直感的に分かりづらいといった声もあれば、たとえばパイは、地域によってはデザートではなかったり、甘くて美味しいマシュマロでも国によっては馴染みのないお菓子であることもあります。このルールに慣れていない新しい Android ユーザーは、自分のスマートフォンの OS が最新バージョンなのかを把握することが困難でした。

世界中で使われているオペレーティングシステムとして、リリースの名称をわかりやすく、すべてのユーザーにとって親しみやすいものにするために、Android の次のリリースは、 Android 10 と呼ぶことにしました。"Q" のつくお菓子はたくさんあって悩みましたし、後ろ髪を引かれる思いですが、バージョン 10 そして 25億台のデバイスというこの節目に変更を決めました。

Android ブランドの新デザイン

Android ブランドは、その歴史とともに進化してきました。ロゴとブランドカラーを更新した 2014 年に続き、今年は、時代にあったよりモダンでアクセシブルなデザインを導入します。

Android ロゴのデザインは、コミュニティに広く認知されている Android ロボットに着想を得たものです。このロボットは、コミュニティの中心的存在として、長年にわたって Android の楽しさと好奇心を象徴してきました。そして今回、このロボットは Android ロゴの中に特別な場所を見つけました。

ロゴの色も緑から黒へと新しくなります。ちょっとした変更ですが、これまでのロゴに使われていた緑色は、特に色覚障害のある方にとって見えづらい色で、読みづらい背景色と組み合わせて使われることが多かったため、今回はロゴと組合わせて使う色のセットも用意し、色のコントラストも改善しました。

Android ロゴのデザインについて動画。
10:25

Android の次の進化は
数週間以内に提供開始を予定している Android 10 の最新リリースより、本日発表した新しいロゴを正式に使用します。これまで長年にわたって Android を支え、インスピレーションを与え続けてくれた Android コミュニティに改めて感謝いたします。今後のさらなる発展に向け、これからも Android をよろしくお願いします。