新しい Android の機能をご紹介
Android は、デバイスのアップデートを 1 年を通して提供しています。今回、ユーザー補助機能や Android Auto から、Google アシスタントや Gboard などの生活を便利にする機能まで、Android スマートフォンを安全に楽しく使える新機能を新たに追加します。
顔の表情でスマートフォンを操作する
運動障害や言語障害を持つ人々をきっかけに生まれた カメラスイッチ は、顔の表情でスマートフォンを操作できる新しいユーザー補助機能です。Android Accessibility Suite の機能である カメラスイッチ では、キーボード、マウス、スマートフォンのタッチ操作の代わりとして、顔の動きをフロントカメラで認識してスマートフォンを操作できます。
スマートフォンでテレビを操作する
リモコンが見当たらなくても Google TV を操作することができます。Android スマートフォンに組み込まれたリモコンで、テレビの電源を入れたり、おすすめをチェックしたり、お気に入りの番組をスマートフォンから直接再生したりといったことが可能です。また、スマートフォンのキーボードを使用して、複雑なパスワード、映画のタイトル、検索語句をすばやく入力できます。Google TV または その他の Android TV OS デバイスを操作するには、Android スマートフォンの クイック設定にリモートタイルを追加 するか、Google TV アプリにアクセスしてください。Google TV アプリは、今後数週間以内に日本を含む 14 ヵ国で新たに提供予定です。
Google アシスタントのリマインダーで日常のタスクを管理する
リマインダーを使えば、日々やらなければならないことの管理が簡単になります。そして今回、新たに「OK Google, リマインダーを開いて」と話しかけるだけで、すべてのリマインダーをまとめて管理できるようになりました。ここには、定期的なリマインダーの便利な提案も表示され、タップするだけで有効にすることができます。もちろん、これまで通り ToDo リストの作成と自動化を声で行うことも可能です。たとえば「OK Google, 毎朝植物の水やりをリマインドして」と頼むことができます。リマインダーを設定すると、どこにいても最適なタイミングですべてのデバイスに通知が送られます。
運転中にエンターテイメント、通知、ルート案内を利用する
Android Auto を使えば、Google アシスタントのパーソナライズされたおすすめにより、お気に入りの音楽、ニュース、ポッドキャストをすばやく再生して楽しむことができます。自動車を通勤に使っているユーザーは、Android Auto に新たに加わった「 仕事用プロファイル 」を使って会議の予定やメッセージを確認することもできます。
Android Auto の Waze も更新され、より洗練されたナビゲーション体験を利用できるようになります。新しいデザインには、タッチパッドのサポート、ナイトモード、車線案内の支援が含まれ、他の表示が邪魔にならないよう地図とルートが前面に配置されます。Waze、Google マップ、その他多くのサードパーティ ナビゲーション アプリが使用できる Android Auto を使えば、目的地までの移動が簡単になります。
これらの Android Auto の機能は、Android 6.0 以降がインストールされているスマートフォンを対応する自動車に接続することでご利用いただけます。また、対応する自動車をお持ちでない場合でも、Android スマートフォンの Google アシスタントの運転モードのアップデートなど、多くの Google の便利な機能を活用できます。
写真や動画をロックされたフォルダに保存する
これまで Google Pixel のみに提供されていたロックされたフォルダが、間もなくその他の Android スマートフォンでも利用できるようになります。Google フォトのロックされたフォルダはパスコードで保護でき、保存されている写真や動画は Google フォトやデバイスの他のアプリをスクロールしても表示されません。
Gboard で自分を表現する
Gboard の Emoji Kitchen に新しく追加された絵文字で、素直な思いを表現できます。今年の秋には 1,500 を超えるステッカーが登場します。これにより、たとえば 🦉🐐🍞🍓 など、お気に入りの絵文字の組み合わせをもっと沢山つくることができるようになります。
メッセージをより楽しくすることに加え、Gboard の新機能はコミュニケーションのスピードとスムースさの向上にも役立ちます。まず、電話番号、メールアドレス、URL などの複数の情報を含むテキストをコピーすると、Gboard がそれらを自動的に抽出して個別に貼り付けられるようにします。これにより、必要な情報をすばやく選択できます。加えて、スクリーンショットを撮った直後にメッセージアプリを開くと、Gboard が共有の提案にスクリーンショットを表示します。
共有する相手を管理する
ニアバイシェア の表示設定の改善により、あなたのデバイスを検出してファイルを共有できる相手を管理できるようになりました。共有する相手は、「全ユーザー対象」、「連絡先」、「非公開」から選択できます。この設定は、スマートフォンのクイック設定からいつでも変更できます。
その他の機能
今年初め に Google Pixel でリリースされた前方注意機能が、Android 9 以降がインストールされたデバイスの Digital Wellbeing 設定から利用できるようになりました。この機能により、歩きながらスマートフォンを使用している場合に注意を促す警告を受け取ることができます。
また、Android の Google Meet 通話に新しい背景が追加されました。背景を使うことで、プライバシーを維持しながらビデオ通話を楽しむことができます。
ぜひ今回ご紹介した新機能をつかって、より楽しく安全な Android を体験してください。