Gboard チームからの新しい日本語入力方法のご提案 2022
そして今回もこれまでのキーボードと同様に、実際にみなさまに作っていただける DIY キーボードをご紹介します。
入力したい文字がどこにあるのか見つからなくて、キーボード上を上下左右に探し回ったことはないでしょうか?そのような問題を改善しようと、今回は文字を探しやすいキーボードを開発しました。
入力したい文字が探しにくい理由は、キーが平面上に配置されているため上下と左右の 2 方向に探す必要があり、そのために同じキーを何度も見てしまったり、キーの見落としがあったりするからだと考えました。そこで、問題を解決するためには、探す方向を 1 方向だけにすることを思いつきました。
Gboard 棒バージョンは、すべてのキーを一列に配置することにより、入力したい文字を探しやすくした画期的なキーボードです。入力したい文字を端から順番に見ていくことにより、きっとキーを探し出すことができます。
キーの配列は一般的なキーボードに近い「1次元 QWERTY 配列」にくわえて、直感的な ABC 順の「ASCII コード配列」にも対応しました。
このキーボードを使うときには、自然と腕が広がるので、仕事中でも人知れずストレッチができます。右端と左端のキーを同時に押すときには、思わず足が伸びるかもしれません。
足を上げにくい場合は、洗濯バサミをご利用いただいたり、ピアノのように 2 人で連弾を楽しんでいただくこともできます。
もしくは Gboard 棒バージョンをもう 1 本ご用意いただくと、遠いところのキーを押すちょうどいい棒としても使えます。壁のスイッチにも届きそうですね。
また、奥行きがこれまでのキーボードの約 1/5 になることから、机を広く使いたい方にもピッタリです。
スマートな形状はちょっとしたすきまに収納できるだけではなく、家具の後ろに落とした小物を掻き出したいときにも便利。
おおまかに長さが測れる物差し機能や、長さを活かした物干し機能など、利用シーンは文字入力だけにとどまりません。
今後は、絵文字入力や持ち運びに便利な丸めるバージョン、さらに文字を含めたロング棒バージョン、七色に光るゲーミングバージョンなどを検討しています。
これまでの私たちは、「キーボード」の「キー」の部分に焦点をあてた開発を続けてきましたが、今回は「キーボード」の「ボー」の部分に着目してデバイスを開発いたしました。
詳細は、特設ウェブサイト g.co/____ にてご確認ください。
これからもより快適な入力方法の実現に向けて、ながーい研究開発を続けていきたいと考えています。今年もよろしくお願いいたします。
<よくありそうな質問>
Q. 今日は 10 月 1 日ですよね?
A. はい、今日は 10 月 1 日です!
Q. 今日はなんの日なんですか?
A. キーボードの発表にふさわしい日を検討していた際、101 キーボードと呼ばれる101 個のキーがあるタイプがよく使われていることに気が付きました。そこで、101 キーボードにちなんで 10 月 1 日に公開しました。
Q. どこで購入できますか?
A. 発売予定はありません。ご家庭の 3D プリンターやプリント基板加工機を利用して自作していただける設計図、回路図、ファームウェアなどを、オープンソースとして公開しています。
Q. 素敵なデバイスですね。
A. 末ながーく使っていただきたいです。