Gboard チームからの新しい日本語入力方法のご提案 2022
![Gboard 棒バージョンのクローズアップ画像。](https://storage.googleapis.com/gweb-uniblog-publish-prod/images/Gboard.width-1200.format-webp_rY1cghf.webp)
そして今回もこれまでのキーボードと同様に、実際にみなさまに作っていただける DIY キーボードをご紹介します。
入力したい文字がどこにあるのか見つからなくて、キーボード上を上下左右に探し回ったことはないでしょうか?そのような問題を改善しようと、今回は文字を探しやすいキーボードを開発しました。
入力したい文字が探しにくい理由は、キーが平面上に配置されているため上下と左右の 2 方向に探す必要があり、そのために同じキーを何度も見てしまったり、キーの見落としがあったりするからだと考えました。そこで、問題を解決するためには、探す方向を 1 方向だけにすることを思いつきました。
Gboard 棒バージョンは、すべてのキーを一列に配置することにより、入力したい文字を探しやすくした画期的なキーボードです。入力したい文字を端から順番に見ていくことにより、きっとキーを探し出すことができます。
キーの配列は一般的なキーボードに近い「1次元 QWERTY 配列」にくわえて、直感的な ABC 順の「ASCII コード配列」にも対応しました。
![「ASCII コード配列」Gboard 棒バージョンの画像。]( https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhbvpzSM7p_wgolw-hCRtzZSwdpyq7I8Wu-Zd0eoM4iuxi7RZZnoFP3qb2943t31fJSvsPPuWfUOh0Lznf2Wg0nBmZaLn2ZZybinNv0Q_VJNjlNW3BTXEheyRTlgjUVGgZqNTPX157HECDfa-KMZvE9OmxLre8HTcJDwvd9_QPUUMMI7S310vc/s16000/image7.jpg )
このキーボードを使うときには、自然と腕が広がるので、仕事中でも人知れずストレッチができます。右端と左端のキーを同時に押すときには、思わず足が伸びるかもしれません。
足を上げにくい場合は、洗濯バサミをご利用いただいたり、ピアノのように 2 人で連弾を楽しんでいただくこともできます。
![「Gboard 棒バージョン」を使用する女性2人の画像。]( https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjWqKeShk9VxoF79V_wb8JGhgeSOepWfNrdmp2Cv9Afi7Wals5-PlcL2C8iE8XJ9FYBwH_xah5S1zrmRkqNqIQbA9Aft3j3lOl6G6la8keTliVYbBkCG6to-pOt4MgAt_N77tgahZ-so0SPM828qbcPDWWxgeyan6wox_fck1HLLELUCI4SR70/s16000/image3.jpg )
もしくは Gboard 棒バージョンをもう 1 本ご用意いただくと、遠いところのキーを押すちょうどいい棒としても使えます。壁のスイッチにも届きそうですね。
![壁のスイッチに触る「Gboard 棒バージョン」の画像。]( https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh6s_LPOtZfYUog4Udjo8IrTykIBcZOO9usuyMuw2V52oQBsWsBnTKqedXfLvDC4Ka2GFRN98j-7Y8fetKBfdbS0l5mcVYCdUNSQibynUMCa2pMZhtuz_7Vheix548jDhOAprb3MVF44G9PIMj3rzFfnmxTz_rIOrDlw0bnnIvs2u4kIGwOFME/s16000/image2.png )
また、奥行きがこれまでのキーボードの約 1/5 になることから、机を広く使いたい方にもピッタリです。
スマートな形状はちょっとしたすきまに収納できるだけではなく、家具の後ろに落とした小物を掻き出したいときにも便利。
おおまかに長さが測れる物差し機能や、長さを活かした物干し機能など、利用シーンは文字入力だけにとどまりません。
![「Gboard 棒バージョン」を使用する男女3人の画像。]( https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgcuycDVuJQvHxASOZuej0dV5mR70JwFP5PCyCcTl6qy-2zQoYFed5sMcDPcYVby1Nr7EsMQlivMeUJIQzKDDsouQ8U8NLirlDYzmzTHG_uRXNUZeK4U7J8NEVsBc1TDxmuB91a4c0i57CZrkkR4xmZ234wovwt2pyVgxVP5e905bUoo6MQMFI/s16000/image4.jpg )
![「Gboard 棒バージョン」を虫取り網に使い男性と虫と持っている男の子の画像。]( https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi-c7Gv1LwQgXp8er_W-FP3tN4UTEfWhI6hQrE0QM9JYEZlCng9Q4hdm1rG6ym3vpt-o_6JWOYRCmR5LSu1S6I1qCcHMAAUeHbM7eJ-ypvO-ai4JvUNj_iEn_c3Jp5372lbopNyGQHHnKPuzlYFAPmLo1_Vg0hO2ZGMCOmXTzLOcHZckWK0z7A/s16000/image8.jpg )
今後は、絵文字入力や持ち運びに便利な丸めるバージョン、さらに文字を含めたロング棒バージョン、七色に光るゲーミングバージョンなどを検討しています。
これまでの私たちは、「キーボード」の「キー」の部分に焦点をあてた開発を続けてきましたが、今回は「キーボード」の「ボー」の部分に着目してデバイスを開発いたしました。
詳細は、特設ウェブサイト g.co/____ にてご確認ください。
これからもより快適な入力方法の実現に向けて、ながーい研究開発を続けていきたいと考えています。今年もよろしくお願いいたします。
<よくありそうな質問>
Q. 今日は 10 月 1 日ですよね?
A. はい、今日は 10 月 1 日です!
Q. 今日はなんの日なんですか?
A. キーボードの発表にふさわしい日を検討していた際、101 キーボードと呼ばれる101 個のキーがあるタイプがよく使われていることに気が付きました。そこで、101 キーボードにちなんで 10 月 1 日に公開しました。
Q. どこで購入できますか?
A. 発売予定はありません。ご家庭の 3D プリンターやプリント基板加工機を利用して自作していただける設計図、回路図、ファームウェアなどを、オープンソースとして公開しています。
Q. 素敵なデバイスですね。
A. 末ながーく使っていただきたいです。