RCS の Google メッセージでできること
ソフトウェア エンジニアが世界で初めて SMS メッセージを送信してから、 30 年以上が経ちました。 初期のテキストメッセージは、モノクロでフォントが荒く、当時は存在しなかった絵文字の代わりに ;) や <3 などが活用されていました。テキストメッセージは、非常に長い歴史を持っています。
長年にわたり、Google は世界中の通信事業者やスマートフォン メーカーを含むモバイル業界全体で、最新のテキスト メッセージ標準である RCS ( リッチ コミュニケーション サービス ) を進化させ、利用の促進に取り組んできました。RCS は、従来の SMS(ショート メッセージ サービス)では不可能な、高品質の写真やビデオ、既読の確認やエンドツーエンドの暗号化などを可能にする最新のメッセージング技術の標準です。
現在、Google メッセージで RCS が有効になっている月間アクティブユーザーは世界で 10 億人を超えています。そこで、RCS の一つである Android のアプリ、Google メッセージの特徴や最新の機能をご紹介します。
1. セキュリティを最優先に
SMS ではサポートされていない、エンドツーエンド暗号化が RCS では有効になります。つまり、RCS を採用している Google メッセージから送信される 1 対 1 のテキストはすべて暗号化されるため、プライベートかつ安全であり、内容は送信者と受信者のみが閲覧できます。
2. 最新の業界標準
RCS は、住んでいる場所や使っているスマートフォンのメーカー、スマートフォンの OS に関わらず、誰もが同じテキストメッセージの利便性を享受できるように設計されています。
3. 会話をアップグレード
RCS はテキストメッセージの安全性を高めるだけでなく、体験も向上させます。RCS を使えば、高品質の写真や動画を送受信したり、入力中のドットを表示したり、既読の確認をしたりといったことが可能になります。さらに、グループチャットに名前を付けたり、グループチャットに参加者を追加 / 削除したり、Wi-Fi を介してメッセージを送ったりすることもできます。
Google メッセージに追加されている最新の機能をいくつかご紹介します。
- フォト文字 : オンデバイスの Google AI により、お気に入りの写真をリアクションに変換できます。写真を選択しフォト文字 に変換したい人物や物を選択して、送信をクリックするだけです。自分の作品は、専用のタブに保存され、何度も使えるほか、グループ チャットの友達も送信された フォト文字 を使用できるようになります。
- 色をカスタマイズ : 会話や通信相手の吹き出しの色と背景をカスタマイズできます。必要に応じて、チャットごとに異なる色を選択できます。もはや青か緑かという問題ではありません。会話を区別できるので、例えば家族のグループ チャットに友人宛ての週末の最新情報を誤ってテキスト メッセージで送信する、といったミスを避けることができます。
- リアクション効果 : 相手のメッセージにシンプルな 絵文字でメッセージに反応することができます。例えば 👍を押すと、メッセージの吹き出しのまわりに複数の👍がアニメーションで現れます。この機能は、 10 個の人気絵文字👍❤️ 😂😮😡👎💩🎉😠😢で現れ、チャットにダイナミックなひねりを加えることができます。
本日、今後 KDDI が販売する Android 端末に Google メッセージを標準アプリとして採用していくことを KDDI が発表されました。日本において OS に関わらずスマートフォンを利用する全ての方が、便利な最新のテキストメッセージを安心してお使いいただけるよう、今後も KDDI をはじめ、日本のパートナーと一緒に取り組んでまいります。
こちらでご紹介した Google メッセージの機能もぜひお試しください。