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Japan Blog

ウェブ向けプライバシーサンドボックスの新しいアプローチ



私たちは、オンライン上のプライバシーを大幅に向上させる革新的なソリューションを見つけることを目標に、プライバシー サンドボックスを開発しました。同時に、パブリッシャーの活気あるエコシステムを支え、企業と顧客を結び、そして私たち全員に幅広いコンテンツへの無料でのアクセスを実現させる広告が支えるインターネットを維持することを目指しています。

このプロセスを通じて、私たちは、英国の競争・市場庁(CMA)や情報コミッショナーオフィス(ICO)などの規制当局、パブリッシャー、ウェブ開発者、標準団体、市民社会、広告業界関係者など、様々な関係者からフィードバックをいただいています。これらのフィードバックは、パブリッシャーと広告主にとって有益な、公正で持続可能な市場の成長を促し、プライバシー保護技術の普及を後押しするソリューションを作ることに役立っています。

Google を含むアドテク企業による初期テストでは、プライバシー サンドボックス API がこれらの成果を達成できる可能性があることが示されています。また、業界での採用が増えるにつれて、プライバシー サンドボックス API を使用した全体的なパフォーマンスは時間とともに改善していくと予想されます。同時に、この移行には多くの関係者による多大な作業が必要であり、パブリッシャー、広告主、オンライン広告に関わるすべての人に影響を与えることを認識しています。

これらの状況を踏まえ、ユーザーが選択できる新しいアプローチを提案します。サードパーティ Cookie を廃止する代わりに、Chrome に新しい機能を導入し、ユーザーがウェブ閲覧全体に適用される情報に基づいた選択を行い、いつでもその選択を変更できるようにします。この新しい方法について規制当局と協議しており、展開する際には業界とも連携していきます。

この取り組みを進める中で、開発者にとってプライバシー保護の代替手段を持つことが引き続き重要です。私たちは プライバシー サンドボックス API を引き続き利用可能にし、プライバシーと利便性をさらに向上させるために投資していきます。また、追加のプライバシーコントロールを提供する予定であり、Chrome のシークレットモードに IP 保護機能を導入する予定です。

過去 4 年間にわたり、プライバシー サンドボックスの開発、テスト、導入にご協力いただいたすべての皆様に感謝いたします。このアプローチを最終決定するにあたり、引き続き CMA、ICO、および世界中の規制当局と協議を続けていきます。プライバシー保護を重視したウェブの実現に向けた次なるステップにおいても、エコシステム全体との協力を継続してまいります。