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Japan Blog

今年の日本国際賞をGoogle エンジニアのケン トンプソンが受賞



公益財団法人国際科学技術財団が 25 日に発表した2011 年(第 27 回)日本国際賞(ジャパンプライズ)の受賞者 4 人の中の一人として、Google エンジニアのケン トンプソンが選ばれました。今年の授賞対象2分野の一つである「情報・通信」分野で、「UNIX オペレーティングシステムの開発」への貢献が認められました。

ケン トンプソンは1966 年にカリフォルニア大学バークレー校大学院修士課程を修了した後、AT&T ベル研究所に勤務し、今回同時に受賞したデニス リッチー博士とともに、1969年にUNIX を開発しました。UNIX はその後、大学や研究機関に採用され、今日のオープンソース文化の原点となったほか、インターネットの発展にも寄与することとなりました。トンプソンはまた、ウェブを含めコンピューター上で用いられる文字コードの国際共通化を促したUTF-8の共同開発者としても有名です。

ケン トンプソンは2006年10月にGoogle に入社し、プログラミング言語の開発などに携わっています。

Google では今回の受賞を大変喜ばしく思うと同時に、Google 社員による科学技術への貢献を高く評価していただいた国際科学技術財団に深く感謝いたします。