東日本大震災から 3 年を迎えて
本日より、災害時に提供する Google パーソンファインダーで、「J-anpi ~安否情報まとめて検索~ 」に登録された情報が新たに検索できるようになりました。J-anpi は、NTT レゾナント株式会社が運営するサイトで、企業・団体・自治体が保有する各種安否情報を検索・確認できるサイトです。パーソンファインダーで検索し、J-anpi に該当登録データがある場合には、J-anpi 情報へのリンクが表示されます。本パートナーシップにより、J-anpi からも同様にパーソンファインダーの情報が検索できるようになりました。
また、本日より、パーソンファインダーの対応言語を、ジャワ語、モンゴル語、マレー語を含む79 ヶ国語に拡大。SMS を利用した情報のやりとりにも正式に対応しました。
イノベーション東北
昨年 5 月より始動した「イノベーション東北」は、新しい取組みに挑戦する東北 3 県の事業者を、インターネットを通じて、アイディアやスキルで応援することで、東北の経済復興を加速させることを目指すプロジェクトです。昨年 5 月のプロジェクト開始から 9 ヶ月が経過した現在、事業者は 193 社、全国から集まったサポーターは 224 名が登録されています。そのうち、支援要請プロジェクト数は 431 件、実際に支援が行われている事例は、そのうち 276 件にのぼります。
これらの事例の中には、気仙沼の女子高生が開発した「なまり節ラー油」のプロモーション支援や、水産加工業者の資格取得、福島県の窯元のウェブサイト構築を通じた情報発信、海藻を使ったレシピ開発等、規模、バラエティも様々な取組みが含まれています。詳細は、イノベーション東北のサイトにてご確認ください。
また、イノベーション東北に参加する事業者を支援するサポーター企業・団体に、新たに 9 社が追加、全 25 団体となりました。
東日本大震災の発災から来週で 3 年を迎えます。この 3 年間、Google は防災、デジタルアーカイブ、復興支援の 3 つの分野で、被災地の変化とともに、「情報」の分野で様々な活動を行ってきました。日本に拠点を置く企業として、そして何よりも情報へのアクセスに携わる企業として、より迅速な災害対応の実現を目指すとともに、復興が必要とされなくなる日が一日も早く来ることを願い、支援を継続して参ります。