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Japan Blog

イノベーション東北 全国拡大。 地域を元気にする取組みを応援します



Google では、東日本大震災で被災した地域の経済復興を支援するために、クラウドマッチングプラットフォーム「 イノベーション東北 」を始めました。「イノベーション東北」は、東北で新しいことに挑戦する事業者や自治体、NPO 法人の皆さんと、彼らの想いに共感し、その実現を自身のスキルやアイデアで支える日本全国のサポーターをつないできました。2013 年 5 月の開始からこれまでに、369 の事業者や自治体と、 1,971 名のサポーターが参加登録し、448 のプロジェクトに対し、1854 件のマッチングが行われました。(2016 年 3 月現在)

イノベーション東北の今までのマイルストーンを示す画像。

これまでに「イノベーション東北」で行われたマッチングの中には、事業者の挑戦から自治体が取組むものなど、様々なプロジェクトがあります。たとえば、宮城県女川町のかまぼこ屋「 株式会社髙政 」が挑戦したのは、オンラインでの販売強化プロジェクト。東京在住のコピーライター兼コンサルタントがサポーターとなって、 既存の e コマースサイトの文言を季節にあわせて変えたり、レイアウトを改善したところ、売上額が 1.42 倍に伸びたそうです。その他にも、福島県双葉郡教育復興ビジョン推進協議会事務局が実施した「 小窓プロジェクト 」には、100 人以上のサポーターが参加しました。ある高校生の「夢を見つけるキッカケとなる『小さな窓』があったら」という声に応えて実施されたこのプロジェクトは、自分の将来を変えた一冊の本を福島の子どもたちに推薦するというもので、20 日間で全世界から子どもたちに向けたメッセージとあわせて、 100 冊を超える本が集まりました。物理的に遠い場所であったとしても、インターネットを通して人同士がつながることで、東北各地に小さな変化が日々生まれています。

「小窓プロジェクト」を紹介する画面の画像。

震災から 5 年を迎えるにあたり、Google では、「イノベーション東北」の仕組みを全国でお使いいただけるように拡大します。これまでにも「イノベーション東北」の仕組みを、東北以外の地域で活用したいというご要望をいただき、 8 の市町村の地域活性化プロジェクトを試験的に受け入れていました。本日より、地域活性化、地方創生に取組む事業者、自治体、NPO法人等を広く全国から募集します。ご興味のある方は、 こちら をご確認ください。

日本全国の地域を元気にするプロジェクトを応援するウェブサイト画面の画像。

東北から生まれたこの「イノベーション東北」が、日本全国の地域を元気にするプロジェクトを応援する力となることを期待しています。もちろん、東北でのプロジェクトも引き続き継続していきます。皆さんの参加をお待ちしています。