Google 広告の透明性向上およびユーザーによる管理の強化
Google では長年にわたり、データや広告表示の透明性およびその管理が大切、というユーザーのみなさまの声に応え、製品やツールに広告体験を管理する機能を盛り込んできました。2009 年には、 広告設定 というまとめて広告に関する設定を管理できる機能を導入し、さらに 2011 年と 2012 年には 広告の表示について と この広告を非表示にする 機能を追加し、表示される広告に対する透明性および操作性を向上しました。また、2015 年にはそれらすべての設定が Google アカウント に紐付けられ、一箇所で個人情報、プライバシーおよびセキュリティ設定も管理できるようになりました。
そして、先日導入した新しい 広告設定 では、広告がどのようにカスタマイズされているかを簡単に理解して管理することができます。また、特定の広告が表示される理由について、この広告の理由 を拡張して、より透明性を高めています。Google の広告(検索や YouTube など)を表示するすべてのサービスと、Google と提携して広告を表示するほぼすべてのウェブサイトやアプリに適用されます。
広告のカスタマイズを理解し、管理する
新しい 広告設定 では、どのように広告がカスタマイズされているかをひと目で見ることができます。設定の確認が容易になり、どのトピックに関連する広告が表示されるかをチェックしたり、関心のないトピックをオフにすることができます。
広告の表示は、ログイン状態でのアクションから予測される興味 / 関心のトピック、ご自身で Google アカウントに追加された情報、Google のパートナーである広告主から提供される情報(例 : Google のパートナーウェブサイトの訪問経歴やニュースレターの登録状況)など、いくつかの異なる要素によってカスタマイズされています。
たとえば、最近 YouTube でサッカーの試合のハイライトを視聴したり、Google 検索で最寄りのサッカースタジアムについて調べたりした場合には、サッカーウェアに関する広告が表示されることがあります。他にも、ユーザーが Google アカウントに年齢を登録している場合、たとえば 40 歳とお知らせいただいたユーザーに対しては、学生向け留学プログラムの広告が表示される確率は低下するなど、関連性の低い広告が表示されないようになります。また、お気に入りのブランドのウェブサイトを訪問したことがあれば、そのブランドの広告が表示されることがあります。
みなさまにとって意味のある有益な広告を表示するために、こうした情報を用いていますが、新しい 広告設定 では、広告のカスタマイズが不要であればトピックごとにオフにすることができます。不要なトピックをオフにすると、 Google アカウント にログインした状態において、Google のサービスおよび Google 広告パートナーのウェブサイトやアプリのカスタマイズ広告が表示されません。その場合、たとえば最近閲覧したトピックや、オンになっているトピックなど一般的な要素に基づき、広告が表示されます。
広告の表示について から、なぜ広告が表示されたのかを簡単に知ることができる
広告の脇に表示される 広告の表示について をクリックすると、特定の広告が表示される理由を確認したり、 広告設定 に素早くアクセスできます。たとえば、カメラの広告が表示される理由を知りたい場合、 広告の表示について をクリックすると、カメラに関する過去の検索履歴、写真関連のウェブサイトの閲覧、カメラの広告をクリックしたことがあるかなどを確認できます。そして今回、この機能の大幅な拡大に伴い、YouTube 広告(TV の YouTube アプリも含む)、Google Play、Gmail、Google マップおよび Google 検索など、すべての Google サービスの広告に 広告の表示について を追加し、Google の広告が表示されるほとんどのGoogle パートナーウェブサイトやアプリでも、同じく 広告の表示について が表示されるようになりました。
これらのアップデートにより、Google 広告の透明性が高まり、より管理しやすくなりました。