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Japan Blog

2023 年の Bard 活用方法トップ 10を発表

Bard を示すアイコンの画像。

今年 5 月の日本での提供開始以来、多くのユーザーに試験運用中の会話型生成 AI サービスの Bard を使っていただいています。本日、2023 年の Bard 活用方法を発表します。このランキングでは、各活用方法における詳細や最新機能も含めた Tips に加えて英語版との比較を併せてご紹介します。このランキングが、まだ Bard を使ったことがない人や日常的には利用していない方が、Bard をどのように使えるかを知ってもらうヒントになれば幸いです。

日本で Bard 活用方法のランキングリストの画像。

情報収集に関する活用法が上位に

日本語のランキングにおいては、調べ物や相談など情報を幅広く調べる“情報収集”に関する活用方法が多くランクインしました。

“情報収集”の中でも、1 位には 「水の沸点は、気圧によって変わりますか?」や「sin 90° = ?」など、単一・複数の明確な答えを探す「事実に関する調べもの」に関する使い方がランクインしました。

2 位には、「セキュリティ対策を強化したいのですが、どのような対策をすればよいでしょうか?」や「数学が苦手で、点数が伸びません。数学の勉強方法について、アドバイスをお願いします。」など、歴史、文学、経済や最新のテクノロジーの説明などの専門的な領域でどうしたらいいのかなどの相談を含めた「専門的なトピックの相談」のような使い方がランクインしました。

そして、9 位には「七転び八起きの他の言い方教えて」や「インターネット上でコンピューターやサーバーなどの IT リソースを提供するサービスをなんと呼ぶ」など、特定の意味を持つ単語や説明に基づいて固有の名称を調べる辞書の逆引き検索のような「言葉を調べる」使い方がランクインしました。

一般的に、Bard を調べ物や相談など情報を幅広く調べる“情報収集”に利用する際には、自分が質問している背景や目的、状況などを説明文に加えると、 Bard も質問に沿った回答をしてくれます。例えば、「冬休みで習得できることを教えて」という質問を、「小学校 4 年の子供に冬休みの理科の研究で最適な 10 テーマ」と自分の状況や背景を詳しく伝えると、より精度の高い回答を得られます。また、一般の情報検索と異なり、Bard は、前回の会話の文脈を理解しているので、例えば先程の会話の続きとして、「その中から 2 週間でレポート作成するまでに最適のテーマとスケジュールは?」など、続けて会話をすることで、検索テーマについて“深掘り”していくこともできます。

Bard に質問する際に説明文を加えると、沿った回答が出ることを示す画面のGIF画像。

プログラミングなどの専門的な使い方や文章作成のサポートにも

3 位には「プログラミング」、4 位には「翻訳」と専門的な使い方も上位にランクインしました。プログラミング分野では、「音声ファイルを MP3 形式に変換するための Python のコードを作成して」や「以下の HTML コードのバグを修正して」などのコード作成から作成したコードの説明とそれに対する修正案の提案、「Google スプレッドシートで、ある範囲で値が『参加希望』を数える関数教えて」などの関数まで、コードの作成・理解・修正全般における幅広い活用方法が見られました。

翻訳においては、「ontological を日本語にして」などの特定の単語の翻訳だけでなく、「次の日本語の文章をビジネス英語にして」や「『帯に短したすきに長し』を中国語と韓国語で 3 つずつ例をだして翻訳して」など、状況や言語ごとでの使い分けでも活用されていました。

ビジネスから日常シーンにまで役立つ文章作成サポート

5 位の「文章の編集」や 10 位の「文章を完成させる」など、文章作成時のアイデアやサポートも多く見られた使い方でした。

文章修正では、「以下の文章の流れや構成を修正/分かりやすくしてほしい」や「表現を自然にして」などの全体的な流れや言い回しの修正に使われていました。また、「以下を仕事の取引先に送る丁寧なビジネスメールにして。『今年もありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。1 月 8 日から出社します。』」などビジネスシーンなどの状況に併せた文章作成などでも活用されています。日本語だけでなく、「下記の英語の文法を確認して」や「この英語の文章をビジネス英語/プレゼンテーション用にして」など、多言語での修正でも活用されました。

「文章を完成させる」では、「以下の文章の続きを補完してほしい」や「以下の文章をより充実したものにしてほしい」など、途中から言葉が浮かばない時や内容が不十分な際に Bard に文章作成をサポートしています。例えば、「お世話になった先生に年賀状を書いてます。続きを考えてください。- 昨年もお世話になりました。同窓会で久しぶりにお会いできて、嬉しかったです。今年は…」などと質問すると、 Bard が文章の続きを回答してくれます。

Bard の文章作成サポート機能を示す画面の画像。

Bard には、回答の長さや口調を 5 つのオプション(短くする、長くする、シンプル、カジュアル、または専門的な表現にする)に変更できる機能があるので、例えば上記のようなビジネスメールを作成してという質問の回答をワンクリックで長くしたり、短く簡潔にしたりすることができます。

専門的な用途だけでなく、話し相手などの日常的な用途にも

6 位の「雑談・おしゃべり」では、「久しぶりに会う友達と英語で話すための練習相手になって」や「ラーメン食べたい」など、個人的なつぶやきに答えてもらうなど Bard を会話の相手にする活用方法がランクインしました。7 位にランクインした「新たな見解を得る」では、「カツ丼は卵とじかソース派か」や「2つのグループに分けてディベートして、たいやきは頭から食べるか尻尾から食べるか?」など、多様な視点から特定のトピックを分析するために使われていました。

8 位の「要点をまとめる」の質問では、「下記の文章をまとめて」や「関ケ原の戦いについて理解を深めるために質問を 10 個考えて」など文章や特定のトピックの要点をまとめる使い方がランクインしました。また、質問もしくは回答への続きとして「それぞれの答えと合わせて表でまとめて。」と付け加えると表で回答を表示してくれ、それをそのまま他のドキュメントにコピーすることもできます。

Bard で文章やトピックの要点をまとめる機能を示す画面のGIF画像。

また Bard の機能を使うことで、もっと簡単に自分の得たい回答を便利に得ることができます。Google Lens を活用すると写真での質問ができるため、例えば、散歩中に気になった花の写真を撮り、Bard に花の種類や育て方を聞いたり、「冬休みに行く日光 2 泊 3 日の旅行でおすすめの場所を写真つきで紹介して」などへの回答を写真とともに得たりすることができます。

Bard で Google Lens の活用についてのGIF画像。

英語ランキングとの比較

Bard 活用方法の英語ランキングの画像。

英語のランキングと比較すると、日本語では事実確認や専門的な相談など一般的な情報収集から専門的な領域に関することまで多くの質問がされた一方で、英語では、事実の確認とともに、プログラミングがよく使われており、情報収集と技術的な作業に Bard が活用されていました。また、文章などの要約や文書の続きを手伝ってもらう文章を完成させる活用の仕方にも使われていたことが特徴です。

日本語版の提供から半年ですが、Bard は私たちが想像していた以上に様々な使われ方をしています。これからもユーザーの皆さまに便利で楽しく使っていただけるように、新機能の提供やお役立ち情報をご案内してまいります。ぜひ、冬休みのアイデア探しに Bard を使ってみてください。

※このランキングでは、2023 年中に入力された質問を基にカテゴリー分けしています。(調査対象期間: 2023 年 5 月 10 日~ 11 月 15 日)

※本ブログで紹介した質問は、各ランキングのカテゴリーにあてはまる具体例を示したもので、実際にユーザーが入力した質問ではありません。

※Bard は不正確な情報(人物に関する情報など)を表示することがあるため、生成された回答を再確認するようにしてください。