Google マップ は5歳になりました
2005年7月に、Google マップは、地図の進化の長い道のりを歩きはじめました。
左:2005年当時のGoogle マップ 右:現在のGoogle マップ
当初は、米国で開発されたGoogle マップを、日本で快適に使えるようにするために、様々なチャレンジがありました。地図のデザインやフォントを変えて見やすくするだけでなく、米国とはまったく考え方が異なる日本の住所体系をきちんとコンピューターに理解させたり、A 地点からB 地点まで道案内をするために、目印になるビルやお店のアイコンを用意するなど、日本で利用する方にとって使いやすい地図を作るために、様々な技術が開発されました。
一方、日本からグローバルに広がったイノベーションもたくさんありました。例えば、Google ローカル検索で [六本木 ラーメン]と検索すると、お店の情報だけでなく、料理や店舗の写真が見られますが、これは東京のチームが世界にさきがけて開発したものです。また、世界地図を、日本語やロシア語で公開しているのも、日本で生まれたイノベーションです。
Google マップに加え、この5年間に、Google Earth の公開、ストリートビュー等のサービス開始など、様々なできごとがありました。クリックひとつで、旅行で行った懐かしい場所や、美しい世界遺産、人類がまだ足を踏み入れたことのない惑星も簡単に「探検」できるようになりました。さらに、Google マップとGoogle Earth は、例えば、自分がトレッキングで歩いたルートを地図にプロットしたり、メキシコ湾の重油流出事故に関する最新情報を表示したりと、情報を表現するための「キャンバス」としても、活用いただいています。
このように、多くの利用者のみなさんと、パートナーの方々に支えられて、Google マップはここに5周年を迎えることができました。ともに作り、育んでいただき、本当にありがとうございました。
また本日、5周年を記念して、Google マップはβ版を卒業し、正式版となりました。今後も、より多くの方に便利に、そして楽しく使っていただけるよう、チーム一同、よりよい製品の開発につとめてまいります。今後とも、Google マップをどうぞよろしくお願いいたします。