乗換案内をもっと便利に
早いもので今年も師走、様々なことがあった 2011 年も過ぎ去ろうとしています。外出が増えるこの季節、一年間かけて少しずつ改良を重ねてきた Google 乗換案内について、その一部をご紹介します。
検索結果がもっと使いやすく
これまでは、到着時刻が早い結果を優先して表示していましたが、今回のアップデートでは、細かい指定をすることなしに、自動的に「最適ルート」を表示するようにしました。
たとえば品川から新横浜のルートを検索してみましょう。
![品川から新横浜の電車の検索を示す画面の画像。]( https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj_ULtmQRNDiYqKBPfjYF_WzogvQL3SyYPEHrfJ6Vjg5Dtgq0s0IeuRJg1ijn_Be8m22aBqZs-e3omHf8qbIVkVnuNFGkdSKtuefqYhPueABNPB2rFIRbJUGU29pUBHTaVbLIqdOg/s1600/%25E6%259C%2580%25E9%2581%25A9%25E3%2583%25AB%25E3%2583%25BC%25E3%2583%2588+%25E4%25BE%258B.png )
最も到着が早いのは新幹線を利用する経路ですが、これは 2,390 円もかかります。一方、在来線を使うと時間はかかりますが 500 円前後です。一刻を争う事態ならば新幹線を使うかもしれませんが、そうでなければ在来線を乗り継ぎます。このように、最速ルートが必ずしも、使いたい最適のルートとは限りません。時と場合によっては、遅くても安かったり運行間隔が短い路線の方が好まれます。
これまで新幹線を結果から取り除きたい場合には、明示的に「有料特急を使わない」と指定する必要がありましたが、今回のアップデートで他の様々な要素と比較して適切と思われるルートを表示するようにしました。
アイコンで検索結果をもっとわかりやすく
ルート一覧を見ると様々なアクセス手段があることが分かりますが、いったいどの電車を使うのかすぐにはわかりません。今回、一目で経路の詳細が分かるよう、地下鉄各社のアイコンと路線色を追加しました。
![電車ルートを検索するとき、地下鉄各社のアイコンと路線色が表示されることを示す画面の画像。]( https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi3x9lglA6FS6Rb8UF8SDDlztdZ-MOX1sDLut-o9M6nPwGFQdveqg6EeM14uf4hf_huK3a71KnjURuMCq15mwFWXpL1bU6MuyTJK0o8f0xPXlGxGimnWBkhZuMOqOYx-g4-qf5ptQ/s1600/%25E3%2583%25AB%25E3%2583%25BC%25E3%2583%2588%25E4%25B8%2580%25E8%25A6%25A7.png )
たとえば最初のルートでは、都営線のシンボルである銀杏マークと紫色が表示されているので、まず乗るのは都営大江戸線、次いでモノレールに乗り換えることが分かります。
所要時間をすぐに表示
Google 乗換案内では、出発地点と目的地のピンをドラッグして、細かく自分の好きな場所を指定することができます。たとえば、実は羽田空港の国際線ターミナルに行きたいのに、[ 羽田空港 ] と指定したら、国内線ターミナルにピンが立ってしまったような時に、ピンをつかんでさっと動かせるので便利です。さて、今回のアップデートでは、こうやってピンを移動している間に、リアルタイムに移動経路を計算し、所要時間が表示されるようになりました。目的の場所にピンを落とすと、ルートが表示されます。
![Google マップ上で羽田空港の国際線ターミナルを示す画像。]( https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjuzfsfBWNFgr15wishRg9LiNPFJTxVjDHz-AAXjs_yGHRR-2pauDYRX32D8GamS4KCaPvRRbjrSIkJk9W2Q4kYVidYuZE9dT9t0kc_kyRkTOAfP_IJ5GMW3KVtoTHE-9N2vcWl2g/s320/draggable+routing.png )
今回ご紹介したのは、Google 乗換検索に追加された機能の一部ですが、今後とも、革新的で便利に使っていただける製品の開発に努めて参ります。Google 乗換検索では、精度向上に力を入れておりますので、ぜひ、お気づきの点がありましたら、「Google マップの誤りを修正する」からお知らせください。