ストリートビューでガラパゴス諸島を探検しよう!
今週、ダーウィンがガラパゴス諸島を発見してから 178 周年を迎えます。ダーウィンが発見したこの火山群島は、ご存知の通り、特殊な環境に適応し進化した独自の生物たちの暮らす、地球上で最も特殊な生物多様性を持つ場所として広く知られています。ダーウィンは、ここに暮らす動物たちを観察することで、進化論について洞察を深めたと言われています。
Google ではガラパゴス国立公園およびチャールズ ダーウィン財団との協力のもと、今年 5 月にバックパッカー型のストリートビュー撮影機材「トレッカー」をガラパゴス諸島に持込み、ストリートビューを撮影しました。
本日、そのガラパゴス諸島のストリートビューを公開します。
ダーウィンがはじめに上陸したと伝えられているサン・クリストバル島から冒険を始めましょう。ゴツゴツした海岸線と、岩肌に守られた壮大なグンカンドリの群れの姿を収めるために、撮影チームはトレッカーを船にくくりつけ、島周辺の海上から撮影を行ないました。
サン クリストバル島に上陸したチームは、まず、ゾウガメ繁殖センター「ガラパグエラ セロ コロラド」に向かいました。同センターは、外来種によって絶滅の危機に貧するガラパゴスゾウガメの個体数の回復に務めています。ストリートビューには、お食事中のゾウガメや、孵化したばかりの赤ちゃんカメの姿が写っています。
ダーウィンの時代には、海洋生物を調査するために必要な道具が揃っていませんでしたが、21 世紀に生きる私たちは、もちろん、科学技術を活用して、海の中のストリートビューも撮影しました。フロレアナ島近海の撮影は、 Catlin Seaview Survey の協力のもと、 SVII 水中カメラ を利用して行いました。ダイバーに興味津々で近づいてくる 好奇心旺盛なアシカたち の姿がご覧いただけます。
また、イサベラ島の湿地帯のストリートビューには、ウミイグアナが登場します。朝の一泳ぎ後、日光浴をしている イグアナ がいます。どこにいるかわかりますか? さらに、 赤い喉袋を持つグンカンドリ や、 交配のダンスを踊るアオアシカツオドリ の姿も間近に見ることができます。
ガラパゴス諸島のストリートビューは、国境を超えて、世界中の人々がこの貴重な島々へと「旅する」ことを可能にするだけでなく、環境保全や動物の行動パターン、観光が島へともたらす影響を探る上での資料としての重要な資料となります。
日本から約 15,000 km 離れた地球の反対側、赤道直下のガラパゴス諸島。ダーウィンの島をストリートビューでお楽しみください。