ストリートビューで時間旅行
映画「バック・トゥー・ザ・フューチャー」のエメット ブラウン博士は、寝食を忘れて自らの愛車デロリアンを改造し、タイムマシンを完成させました。そんなデロリアンにはかないませんが、本日より、Google マップのストリートビューで、「時間旅行」ができるようになりました。
本日発表する「タイムマシン機能」は、デスクトップ向けの Google マップ上で、2007 年からこれまでに世界中の様々な場所で撮影された町並みや風景を、時間をさかのぼって見ることができる機能です。
「タイムマシン」をお試しいただくには、ご覧になりたい場所のストリートビューを表示し、画像の左上部に小さな時計アイコンがあることを確認します。時計アイコンをみつけたら、それをクリック。スライダーでご覧になりたい時期を指定し、サムネイル画像をクリックしてください。
スカイツリー
2009 年 12 月
2010 年 1 月
2013 年 7 月
マリーナベイサンズ(シンガポール)
2009 年 1 月
2009 年 3 月
2013 年 3 月
日本国内では、2008 年からこれまでに日本全国で撮影したストリートビューがタイムマシン機能を使って見ることができます。(※)時間を追うことで、変化する町並みや、季節で変わる街の表情、自然災害の爪痕と復興への道のり、新しい建造物が作られていく様子をご覧いただけます。
京都 桜/若葉
2011 年 4 月/ 2013 年 10 月
季節の変化 ノルウェー
2009 年 8 月/ 2010 年 10 月
ストリートビューは、地図を、上から町を見下ろす平面的な使い方から、人の目線にあわせて直感的に町を 3 次元でとらえるものに変えました。今回、時間軸が加わることで、地図の奥行きがさらに広がります。
デロリアンの運転席に座れなくても大丈夫。パソコンの前に座って、みなさんの好きな場所が、時の流れとともに見せる表情をストリートビューで見比べてみませんか。
※ 日本国内でご覧いただけるストリートビューの画像について
Google では、2009 年 5 月に、撮影時のカメラ位置の変更を発表しました。タイムマシン機能の対象となる日本国内の過去の画像は、変更後のカメラ位置で撮影したものです。ただし、宮城県をはじめとする東日本大震災で被災した地域については、2011 年 7 月 のブログでお約束したとおり、現在すでに「未来へのキオク」で公開している 2008 年~ 2009 年にかけて撮影した震災前の画像を残し、タイムマシンの表示対象としました。震災前のストリートビュー画像がご覧いただける地域は下記の通りです。
岩手県:一関市を通過する国道と東北自動車道周辺
宮城県:仙台市、石巻市、塩竈市、気仙沼市、白石市、名取市、角田市、多賀城市、岩沼市、登米市、栗原市、東松島市、大崎市、蔵王町、七ケ宿町、大河原町、村田町、柴田町、川崎町、丸森町、亘理町、山元町、松島町、七ケ浜町、利府町、大和町、大郷町、富谷町、大衡村、色麻町、加美町、涌谷町、美里町、女川町、南三陸町
福島県:いわき市、郡山市、福島市、相馬市、新地町を通過する常磐自動車道、磐越自動車道、国道周辺
秋田県:湯沢市を通過する国道周辺
茨城県:ひたちなか市、水戸市等を通過する常磐自動車道、北関東自動車道、国道・県道等の主要道路周辺
山形県:真室川町、金山町、新庄市、最上町、舟形町、尾花沢市、村山市、東根市、天童市、山形市、上山市、南陽市、高畠町、米沢市