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海からのストリートビュープロジェクトを開始



Google は本日、三陸海岸の景観を海から撮影する「海からのストリートビュープロジェクト」を開始します。

Google では、2011年から東日本大震災で地震・津波の大きな被害を受けた地域をストリートビューで撮影、その被災の様子をパノラマ画像で記録する「東日本大震災デジタルアーカイブプロジェクト」を行っています。今回の「海からのストリートビュー」は、2011年から続く取組みの一環として、陸からのストリートビューに加え、新たに海側から三陸海岸を撮影します。

「海からのストリートビュー」は、三陸海岸の田老、釜石、大船渡、陸前高田、気仙沼、南三陸、石巻、松島・塩竈エリアを中心に撮影する予定で、撮影期間は数カ月程度を予定しています。撮影は、船からの撮影用に新たに開発した「船上トレッカー」を使用。今回は、通常のGoogle のストリートビューオペレーターによる撮影に加え、東北地方で地域に根ざした様々な活動をされているコミュニティの方にストリートビュー撮影機材「トレッカー」を無償で貸し出し、上記のエリアを撮影します。公開は来年初頭を予定しています。

船上トレッカーを設置した船に乗って撮影に行く様子を示す画像。
船上トレッカーを設置した船が海で撮影を行う様子を示す画像。

第一弾として本日より、「東北ツリーハウス観光協会」の事務局長 斉藤道有さんが気仙沼、唐桑半島エリアの撮影を開始します。その後、石巻や塩竈周辺のエリアでは、石巻を拠点とするアーティスト 増田拓史さんが、陸前高田エリアでは「箱根山テラス 事業」代表の長谷川順一さんが各地域の方々と連携し順次撮影を開始します。

本プロジェクトについて、気仙沼市長 菅原茂様と、「東北ツリーハウス観光協会」事務局長 斉藤道有様よりコメントをいただいています。


気仙沼市長 菅原茂様

震災直後、沿岸部を上空から視察した。黒茶色の海におびただしい瓦礫、海岸線には生々しい傷跡。その後、自然の治癒力により海は次第に青色を増し、海とともに生きてきた漁民の不屈の闘志により、養殖施設も復旧された。

洋上から見た陸(おか)の景色の変化はまだこれからだ。日本有数の漁港である気仙沼港の中心は力強い水産復興の証である水産加工場が林立の予定、そして漁村集落の高台には安全な漁師の館。巷で喧しい「防潮堤」も地元民と行政で最適解を見つける努力を続ける。そんな海岸線の息遣いを記録し後世に伝えていただけると言う。現代らしい知恵と気仙沼の良さを最大化する復興に一層励んでいきたい。


「東北ツリーハウス観光協会」事務局長 斉藤道有様

私の故郷気仙沼や三陸の自然環境は、海・里・山が一体となった豊かで美しい場所です。
海からのストリートビューをとおしてこの場所を記録し、伝えようという試みは、私たち自身を見つめなおすことであり、 これからの産業、景観、まちづくり、教育などの多様な分野 に活かせるものだと期待しています。

本プロジェクトが、まさに海とともに生きる三陸海岸の海岸線を記録するだけでなく、船からでなければほとんど見ることがない海から見た三陸海岸を知る機会となればと考えています。本プロジェクトへの参加をご希望の団体様はトレッカーパートナープログラムより、ご連絡ください。