復興を記録し続ける - 震災から 4 年を迎えて
東日本大震災から 4 年を迎えた今日、Google では新たに撮影したストリートビューの画像を公開します。今日公開するのは、「 トレッカーパートナープログラム 」に参加された UR 都市機構の皆さんが撮影した復興に向かう岩手県内 12 地区の様子を収めたストリートビューと、福島県で避難指示区域内に位置する 24 の施設内のパノラマ画像等です。
今回、復興の様子を記録し、被災地の早期再建を待つ方や遠方に避難されている方、そして広く一般の皆さんに復興事業の進捗をお知らせするために、「Google トレッカーパートナープログラム」に UR 都市機構 が参加されました。今日、公開する岩手県内の画像は、同機構が取り組む復興事業の現場 12 ヶ所を撮影したものです。
今泉地区 から見える陸前高田市街地。毎日 2 万㎥の土砂がここからベルトコンベアで川向うに運ばれているそうです。このストリートビューが撮影された場所も、撮影後には作業のために切り崩され、今では、もうこの高さから街を眺めることはできなくなっています。
ビュー : 釜石市鵜住居駅 2014年11月 (撮影: UR都市機構岩手震災復興支援本部 )
ビュー : 鵜住居駅 2015年2月 (撮影: UR都市機構岩手震災復興支援本部 )
また、昨年夏から撮影を開始した「 海からのストリートビュー 」に、岩手県の田老エリアと宮城県石巻エリアを撮影した画像を公開しました。震災後わずか 4 か月で競りが再開された石巻漁港の姿や、10メートルを超える防潮堤が津波に飲み込まれた 田老の現在の様子 がご覧いただけます。
復旧工事が終了した石巻漁港。多くの船でにぎわう
さらに、現在も避難指示区域に指定されている福島県内葛尾村、双葉町、大熊町、富岡町の4 町村のご依頼にお応えし、同地域内の小学校や幼稚園、図書館やスポーツセンターなど 24 施設内をインドアビューで撮影、「未来へのキオク」サイトで本日公開しました。
大熊町立熊町小学校
2013 年 5 月に開始した東北のビジネスやコミュニティの復興を後押しする「 イノベーション東北 」には、これまでに 300 を超える事業者の方と、1000 人を超えるサポーターが参加し、約 450 件のプロジェクトが実現しました。この機会に、ご参加くださった事業者、サポーターの皆さん、そして、同プロジェクトにお力添えいただいている企業団体の皆さんにあらためて心からお礼を申し上げます。
5 年目を迎えた今日、復興への思いを新たに、東北の ”今” を伝える 特設サイト を公開しました。インターネットの会社として、情報に携わる企業として、様々な形で「東北」と関わり続けていきたいと考えています。