Google Arts & Culture 、日本の森林を紹介する特集「SHINRIN YOKU - EXPLORE JAPANESE FORESTS -」を公開

Google Arts & Culture は、国際森林デーを記念し、環境省と14 の文化機関とともに制作した日本の森林を特集するページ「SHINRIN YOKU - EXPLORE JAPANESE FORESTS -」を本日 3 月 19 日に公開しました。
「SHINRIN YOKU - EXPLORE JAPANESE FORESTS -」では、何世紀にもわたり日本の文化、精神性、そしてアイデンティティを育んできた日本人と森との深く多岐にわたる関係を探ります。国土の 7 割を森林が覆い、500 種類以上もの樹木が息づく日本において、自然は単なる背景ではなく、文化そのものと言えます。本特集は、この文化の入り口となり、心惹かれる物語と息をのむような美しい映像を通して、その多様な魅力と恩恵を紹介します。
日本の環境省と 14 の団体と Google Arts & Culture の連携によって制作された本特集は、日本の森の美しさを紹介するだけでなく、AI などのテクノロジーも活用し、自然への理解を深め、環境保全を支援します。
森林の癒しの力を発見する: いくつかのストーリーで、森林浴とそのルーツを辿ります。この展示では、2006 年に日本初の森林セラピー基地として認定された宮崎県日之影町を紹介しています。地元のガイドと共に歩きながら、樹木から放出されるフィトンチッドという物質が、森を歩くときに感じるリラックス効果を生み出す仕組みを紹介します。
人工知能と日本の森林について語り合う:音声ガイドと共に、御岳山や羽黒山を巡り、AI との会話を楽しめます。羽黒山では、そびえ立つ木造の五重塔を探索できます。たとえば、AI に尋ねることで、これらの層が仏教の教えにおける五つの要素(地、水、火など)を表していることを知ることができます。
自宅で森林浴を体験する: 日本の5つの森林で録音された心地よい音に身を委ね、リラックスした時間を過ごしませんか。この体験は、多様な生き物たちの営みを感じさせる、鮮やかで静謐な森の生態系の感覚をあなたにもたらします。
森林アートの美に酔いしれる: 八ヶ岳連峰の雄大な自然の中に佇む、ストリートアートの巨匠キース・ヘリングの作品を展示する屋外美術館を訪れたり、名和晃平といった日本人アーティストによる独創的な作品を発見することができます。
サイバーフォレストについて学ぶ: 過去 25 年間、東京大学サイバーフォレスト研究チームは、日本の森林の進化をより深く理解するため、日本各地の森林から 6 TBを超える音声データを記録し、アーカイブしてきました。サイバーフォレストの生みの親に会い、テクノロジーが日本の森林保全にどのように貢献できるのかを知ることができます。
Google Arts & Cultureのディレクター、アミット・スッドは次のように述べています。「環境省と 14 の主要な文化機関との連携を通じて、日本の文化が持つ奥深い美しさと静けさを世界中の皆様と共有できることを大変光栄に思います。この特集は、テクノロジーを活用し、日本の自然との繊細な関係や独自の芸術的活動を明らかにし、より深い理解を育む、誰もがアクセスしやすく魅力的な体験を提供します。」
本特集が、世界中の人々が日本の森林の美しさ、静けさ、そして文化的意義を体験する機会になれば幸いです。Google Arts & Culture のウェブサイト、または Android や iOS アプリを通じて、「SHINRIN YOKU - EXPLORE JAPANESE FORESTS -」をぜひお楽しみください。