Gemini 3.7 Flash を発表
広くご活用いただいている Flash シリーズの進化をさらに進め、コーディングやエージェント機能においてこれまでで最も高性能な主力モデル Gemini 3.7 Flash を本日より公開します。
今回の公開は Gemini 3.6 Flash からわずか 3 週間で実現しました。これは開発者の皆さまから寄せられたフィードバックと、新しいモデルの実現を目指して進めてきたアルゴリズムの革新の成果です。Gemini 3.7 Flash は、ソフトウェア エンジニアリング、ナレッジ ワーク、ウェブ開発といった各種ワークフロー全体で大幅な進化を遂げています。さらに、100 万トークンあたりの費用は従来の Gemini 3.6 Flash の半額という初回価格で提供を開始します。
複雑なワークフローに応える高度な知能
Gemini 3.7 Flash は、デバッグや問題解決といったコーディング タスクにおいて、Gemini 3.6 Flash から大幅な性能向上を示しています。コードの初回生成精度が向上したほか、実運用に対応したプロダクションレベルのコード生成能力も大きく高まりました。実際に、ソフトウェア開発能力を測定する FrontierCode 1.1 Main(43.6% 対 34.4%)や DeepSWE v1.1(65.3% 対 49.0%)といったベンチマークでもその成果が裏付けられています。
ウェブ開発においては、より少ないプロンプトで、実用的なレイアウトや機能の揃ったアプリケーションを構築できるようになりました。UI 生成機能では、スクリーンショットや画像、あるいはデザインシステム全体など、参照する入力データに対して高い再現性とデザインへの忠実度を発揮します。Arena.ai の WebDev Arena においても、Elo スコアで 1588 対 1538 と Gemini 3.6 Flash を大きく上回るスコアを記録しました。
金融、法律、バイオサイエンスといった高度な専門知識が求められる分野においても、Gemini 3.7 Flash は優れた推論能力と正確性を提供します。複雑なドキュメントの処理能力を評価するベンチマークである GDP.pdf では、Gemini 3.6 Flash を大幅に凌駕するスコア(34.0% 対 22.0%)を達成しました。また、現実のビジネス ワークフローをいかに効果的に完了できるかを測定する AutomationBench においても Gemini 3.6 Flash を上回り(30.4% 対 17.0%)、実務における高い有用性を実証しています。
シンプルなテキスト プロンプトから、実際にプレイ可能な 3D ゲームを生成します。Gemini 3.7 Flash と Nano Banana を組み合わせることで、キャラクター、アイテム、テクスチャをリアルタイムかつ動的に作成できます。
わずか 1 回の指示で、魅力的でインタラクティブなランディング ページを構築できます。Gemini 3.7 Flash でサブエージェント群を統括し、Gemini Omni を活用して滑らかで双方向性のあるパララックス コンポーネントを生成しています。
Gemini 3.7 Flash のマルチモーダル理解力を活用し、3 つのエージェントによるグラフ ループ内でロボティクス モデルをトレーニング。ロボットの学習スピード向上を支援します。
静的な PDF ドキュメントが、インタラクティブなデータ ストーリーへと生まれ変わります。複雑な年次報告書が、リアルタイム チャートや集計データを含む魅力的なウェブ体験へと瞬時に変換される様子をご覧ください。
優れた開発者体験と手頃な価格設定
Gemini 3.7 Flash は、Gemini 3.6 Flash と比較して開発者の体験が飛躍的に向上しています。作業の途中で問題が発生した場合でも柔軟に対応し、必要に応じてユーザーの意図を確認しながら、指示に対してより高い精度で従うことができます。多段階の計画立案やツール呼び出しにおいても、より粘り強く思考を重ねるように進化しました。この極めて自律的かつ堅実な実行能力により、エンジニアリング ワークフローにおける手動での監視やリトライの手間を大幅に削減できます。
Gemini 3.7 Flash は、年内まで、入力 100 万トークンあたり 0.75 ドル、出力 100 万トークンあたり 3.75 ドルという 1 でご利用いただけます。この手頃な価格設定と進化を遂げたパフォーマンスの組み合わせにより、開発者や事業者の皆さまは、プロダクション環境に対応した実用的なエージェントをコスト効率高くスケールさせることが可能になります。
Gemini Spark も Gemini 3.7 Flash でさらに進化
160 か国以上の Google AI Pro および Ultra の ユーザーの皆さまにご利用いただいている Gemini Spark において、本日より Gemini 3.7 Flash をお使いいただけます。Spark は、ユーザーの指示のもとで 24 時間 365 日いつでも稼働し、代わりにタスクを実行してくれるパーソナル AI エージェントとして、Google I/O にて発表されました。今回のモデル アップデートにより、Google Workspace アプリとの連携やツール活用の精度が高まり、Spark によるナレッジ ワークの効率が向上します。また、複数のスキルを要する複雑なワークフローにおいても、より正確で質の高いアウトプットを実現します。
安全性を最優先した設計
Google では、Frontier Safety safeguards の範囲と堅牢性を常に向上させています。Gemini 3.7 Flash には、バイオ レジリエンスへのアプローチやサイバー プログラムに基づき、化学、生物、放射性物質、核(CBRN)およびサイバー攻撃の領域における悪用を防ぐ最新のセーフガードが組み込まれており、安全かつ有益な活用をサポートします。
詳細については、Gemini 3.7 Flash モデルカードをご覧ください。
Gemini 3.7 Flash をお試しください
- 開発者の皆さま:Google Antigravity でエージェント ファーストのワークフローを体験していただけるほか、Google AI Studio や Android Studio の Gemini API を通じて、本日より開発をスタートできます。詳細は開発者向けガイドをご覧ください。
- 法人のお客様:Gemini Enterprise Agent Platform および Gemini Enterprise アプリから Gemini 3.7 Flash にアクセスいただけます。
- 個人の皆さま:Google AI Pro および Ultra ユーザーの皆さまは、Gemini アプリのパーソナル エージェント Spark を通じてご利用いただけます。
皆さまが Gemini 3.7 Flash を活用してどのような新しい発見や価値を創造されるのか、心から楽しみにしています。