未来の検索は「いつでも」「どこでも」「どんなことも」!?
この度、「検索の今、未来に関する調査」というテーマで、パソコンや携帯電話、スマートフォンにおけるインターネット検索の動向を調べてみました。結果からは、検索技術やスマートフォンなどのデバイスの進化が、いつでもどこでもインターネットにアクセスして情報を取り出しやすい環境を作っていることや、今後、利用者の多くが様々な形で、より便利な検索方法の開発に期待していることが分かります。興味深い結果をいくつか紹介します。
<概要>
調査方法:インターネットリサーチ(株式会社マクロミル)
実施期間:2010年1月15日(金)~16日(土)
調査地域:全国
調査対象:小学生から50代の男女(小学生と一部中学生は保護者と一緒に解答)
有効回答数:6,600サンプル
全体的にインターネット利用の主な目的としてはメールが多かった一方で、学生は男女とも動画の利用が最も多く、女子学生は4位にブログが入っていることから、若い世代ではソーシャルメディアの人気が伺えます。
また、機器別にインターネット利用や検索の動向をみると、スマートフォンは、パソコンや普通の携帯電話に比べて、自宅や外出先などの環境によって利用頻度の変化が小さい傾向が見られます。スマートフォンユーザーは携帯電話所有者の全体の6%程度ですが、販売台数が増加していることからも、今後も「いつでも、どこでも」情報を入手するための重要なデバイスとなることが期待されます。
さらに、機器別にインターネットで検索することランキングを作成しました。趣味やショッピングなど、じっくりと時間をかけて調べ物をする場合はパソコン、天気予報や乗換案内など即時性のある情報は携帯電話からも多く検索されていることが分かります。一方で、普通の携帯電話とスマートフォンを比べると、後者では地図がトップにあることや、趣味が5位に入っていることから、大きいスクリーンが見やすく機能的にも検索がしやすいことが伺えます。
上記に紹介した現状の他にも、未来に関する質問もしました。
例えば、「便利だと思う検索方法」では、画像から検索してみたいという希望が多く寄せられました。
「検索エンジンがしてくれるようになったら使いたいと思う機能」
また、可能になったら使いたい機能の自由回答には、「キーワードが分からない時に適切なキーワードを教えてくれる」や「転職支援」など、個人個人が知りたいと思っている情報をより確実に検索できる機能への期待が寄せられました。
特に、将来検索できたらいいなと思う「日本らしさ」を自由回答で集めた回答はまさに、10人10色でした。こちらはビデオをご覧ください。
Google では、「周辺情報検索」や「Google 音声検索」など、様々な検索機能を発表してきましたが、皆さんが検索したいと思っている未来まで、まだまだ発展の余地があることが分かりました。より多くの方に、さらに便利な検索をお届けできるよう開発を進めていきますので、今後の新機能発表にもぜひご期待ください!