Doodle 4 Google 2010 年のグランプリ作品決定
今年 6 月に開始した Doodle 4 Google 2010 のグランプリがついに決定しました。昨日、六本木ヒルズ 49F アカデミーヒルズにて、約 9 万点の応募作品の中から選ばれた代表作品 40 作品の表彰と、各部門の最優秀作品(小学校低学年部門、小学校高学年部門、中学生部門、高校生部門の 4 作品)とその中からさらに、グランプリ作品(1 作品)の発表が行われました。 受賞されたみなさん、おめでとうございます。また、45 万票ものオンライン投票に参加してくださったみなさん、ありがとうございました。 本日、グランプリ受賞作品を、Google のホームページに掲載しています。みなさん、受賞された作品を是非ご覧ください。 代表作品に選ばれた 40 作品は、どれも独創的ですばらしいものでした。惜しくも最優秀作品にもれた作品の中から、特別に審査員特別賞として 5 作品を表彰しました。受賞作品はこちらからご覧ください。
グランプリ作品
「地球に咲かせたい、やさしい花を」
鈴木 千尋(すずき ちひろ) さん (千葉県 鴨川市立鴨川中学校 2 年生)
部門最優秀作品 小学校 1 ~ 3 年生部門 「動物のうしろすがた」
伊藤 圭太(いとう けいた)さん (兵庫県 加古川市立平岡東小学校 3 年生)
小学校 4 ~ 6 年生部門 「きらわれたってぼくらも地球の仲間」
安達 開(あだち はるき)さん (熊本県 熊本市立長嶺小学校 5 年生)
高校生部門 「自然に生きる動物達」
吉本 結(よしもと ゆい)さん (群馬県 群馬県立安中総合学園高等学校 2 年生)
*中学生部門最優秀賞はグランプリに選ばれた鈴木千尋さんの作品です。
川島優志(Google 審査員)コメント: 今回のテーマは「地球のなかまたち」でしたが、たくさんのかわいい動植物が並ぶ中、あえて人から嫌われる生き物に注目した生徒、目に見えない小さな生き物を描いた生徒など、子供の視点に驚かされました。どうしたら表現できるか、じっくりと考えた跡がどの子の作品にも見られました(会場でそう賞賛したら『すぐできたんだよ!』と返されたりもしましたが)。生物多様性年の今年、このイベントが生物について考えるきっかけになれたことを嬉しく思います。 グランプリに選ばれた鈴木千尋さんの作品は、パソコン、携帯、そして六本木ヒルズ展望台で行われた展示会と、すべての投票で一位を獲得しました。総計 45 万票に上る投票により、まぎれもなく、もっとも多くの人々に支持された作品です。海の動物、陸の動物、植物、それを支える人間の手と、自分のメッセージがシンプルなデザインの中に詰め込まれた実に美しい、洗練された作品だと思います。本当におめでとうございます。Doodle の歴史を作り、今回授賞式に参加したデニス ホワンも『日本の子供たちのレベルの高さは世界でも群を抜いている。世界大会をやったら優勝するのは毎回日本人ではないか』と感嘆し『これからもどうか描き続けて、その創造力で人生を豊かにしていってほしい』とメッセージを送っていました。 心に残ったことをひとつ。なんと、昨年今年と 2 回連続でファイナリストにのこった生徒がいました。東京都 多摩市立青陵中学校 3 年生の 佐々木 なつみ さんです。世界中で行われている Doodle4 Google ですが、この偉業を達成したのは彼女以外にはロンドンの子供一人しかいません。つまり、世界で二人目です。前回、今回ともにその作品のレベルの高さは審査員を唸らせました。大きな拍手を贈りたいと思います。 最後になりますが、今回は、9 万人もの子供たちが参加してくれました。水準も非常に高く、審査、選考は困難を極めました。力を貸していただいた先生方、芸術大学の学生の方々、特別審査員の方々、そしてユーザーの皆さんに改めて感謝します。 そして、参加してくれた子供たち全員に感謝し、拍手を贈りたいと思います。本当にありがとう。そして、おめでとう!