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ナレッジグラフ "モノ" を認識する検索エンジンに向けて



検索エンジンは、誕生から 40 年以上の間、ユーザーが入力したキーワードの文字列を含むウェブページを探してくるものでした。人間にとって、パリの人気スポットや、モナ・リザ等の関連情報が思い浮かぶ「ルーブル美術館」も、機械は文字列としてのみ認識していました。しかし、私達が情報を探す時には、必ずしも文字列ではなく、”モノ”自体やそれに関連する情報を求めていることがほとんどではないでしょうか。

この度、Google では、コンピューターが現実世界の ”モノ” や ”モノとモノの間のつながり” を認識できるようにするために、「ナレッジグラフ」を開発しました。ナレッジグラフは、5 億 7 千万以上の人や場所、ものごとに関する情報と、180 億以上の属性や関連性を含む構造化されたデータベースを持ち、入力されたキーワードが何を意味するかを把握して、検索結果の一部として表示します。このナレッジグラフの技術が可能にした新しい機能をご紹介します。

Google 検索で「ルーブル美術館」の検索結果画面でナレッジグラフを示す画像。

1. サマリーを検索結果に表示

ナレッジグラフの導入により、 Google はそれぞれの”モノ”についてユーザーの皆さんが何を知りたがっているかを把握するようになりました。これを利用し、検索された”モノ”について多くの人が興味を持つ情報をサマリーの形で検索結果に表示するようにしました。たとえば「ルーヴル美術館」については、皆さんが気になるであろう所蔵作品や開館時間を表示するようにしました。

デスクトップ版のナレッジグラフを示す画像。

デスクトップ

スマートフォン版のナレッジグラフを示す画像。

スマートフォン

2. 関連する情報を調べやすく

さらに、関連する情報がより調べやすくなりました。たとえば、シャーロック・ホームズシリーズで有名な「コナン・ドイル」と検索すると、検索結果の右側に表示されるサマリー下部にコナン・ドイルに関連する作品のサムネイルが表示されます。この中から1つをクリックすると画面が切り替わり、上部に作品の一覧が表示されます。このサムネイルをクリックするだけで検索結果が変わり、作品名を入力せずに次々と調べていくことができます。

検索結果画面で関連する情報も表示されることを示す画像。

3. 探しているものをより確実に指定できるように
同じキーワードが複数の異なるものを指す場合があります。このような場合でも適切に検索できるようにするため、Google が複数の解釈があり得ると認識した場合には、検索結果に複数の候補を表示します。たとえば「カサブランカ」というキーワードは、映画とも解釈できますしモロッコの都市とも解釈できるので、それぞれの解釈に限った検索をするためのリンクを表示します。

カサブランカと検索されたら、映画とモロッコの都市どちらも表示されることを示す画像。

今回、ご紹介したナレッジグラフは著名人(ミュージシャン・グループ、俳優、歴史的人物、スポーツ選手・チームなど)、エンターテイメント(映画・テレビ番組、芸術作品など)、場所(有名な建物や観光地、国内外の自治体など)、自然科学(生物や天体、化学物質など)等のキーワードに対応しています。今後、表示できるカテゴリも拡充していきますので、ご期待ください。

ご紹介したナレッジグラフと、これに基づく新機能はスマートフォンやタブレットでもご利用いただけます。どんどん進化する Google 検索に、これからもご期待ください。