Gemini アプリ で パーソナル インテリジェンス を日本でも提供開始
今年初め、パーソナル インテリジェンスを米国で提供開始しました。これは、Gemini がユーザーにとって大切なことを学習し、日々の生活をより便利にする機能です。そして本日より、このパーソナライズされた体験を、日本のみなさまにも提供開始いたします。
パーソナル インテリジェンスは、Gmail や Google フォトなどのアプリの情報と安全に連携し、Gemini を一人ひとりに最適化された便利な存在に進化させます。この機能を有効にする際、どのアプリを連携するかはユーザー自身で管理できます。Gmail、Google フォト、YouTube、Google 検索とワンタップで簡単かつ安全に連携でき、体験を大幅に向上させます。
パーソナル インテリジェンスには、2つの核心的な強みがあります。一つは、複雑な情報元を横断して論理的に思考する「推論能力(Reasoning)」。もう一つは、メールや写真などから特定の詳細情報を検索し抽出(Retrieving)して、ユーザーの問いに答える能力です。これらを組み合わせることで、テキスト、写真、動画を自在に扱い、ユーザー一人ひとりに最適化された回答を提供します。
例えば、ゴールデンウィークに北海道旅行を計画しているとします。フェリーやホテルの予約完了メールは届いていても、その詳細はデジタル上に別々に保存されがちです。
Gemini に「北海道旅行の予定を教えて」と尋ねると、単に検索する以上の力を発揮します。Gmail を安全に参照して予約の詳細を整理し、わかりやすいタイムラインを作成します。また、Google フォトからあなたの状況を理解し、数週間前に保存した現地の地図のスクリーンショットや、お土産のアイデアの写真を呼び出すことも可能です。さらに、最近視聴した現地のグルメに関する YouTube 動画をもとにレストランを提案することもできます。外出先で複数のアプリを開いて履歴を探し回る必要はなく、スムーズに情報を確認できます。
仕組みとプライバシーへの取り組み
私たちは、プライバシーを最優先にパーソナル インテリジェンスを設計しています。アプリとの連携はデフォルトで「オフ」になっており、有効にするかどうか、どのアプリと連携させるかはユーザーが選択でき、いつでもオフにすることができます1。連携を有効にすると、Gemini は特定のリクエストに応えたり、タスクを実行したりするためにデータにアクセスします。これらのデータはすでに Google の高度なセキュリティによって管理されているため、外部にデータを持ち出すことなく、安心してパーソナライズ機能をご利用いただけます。
また、回答の根拠も一目でわかります。Gemini は、連携されたアプリにおいて参照した情報を明示、説明するため、情報の正確性を確認できます。もし回答が意図と異なる場合は、「窓側の席が好みだと覚えておいて」とその場で指摘したり、チャットを使用してパーソナライズを適用せずに回答を再生成することも可能です。
さらに、健康に関するデータなどの機微なデータについては、Gemini が積極的に推測を行うことは避け、ユーザーから質問があった場合にのみ回答するよう、適切なガードレールを設けています。
私たちの目標は、データの安全性を保ち、ユーザー自身が管理権限を持ちながら、体験を向上させることです。Gemini はプライバシーを最優先に構築しており、Gmail の受信トレイや Google フォトのライブラリの情報をモデルトレーニングに直接利用することはありません。特定のプロンプトやモデルによる回答など、限定的な情報のみを使用し機能を改善します。
先ほどの旅行の例でいえば、お土産のアイデアの写真や Gmail の予約確認書がモデルのトレーニングに直接使用されることはありません。これらはあくまで、あなたの質問に答えるために一時的に参照されるだけです。私たちは、会話から個人データをフィルタリングまたは匿名化する措置を講じた上で、システムが「あなたの予約の詳細を学習する」のではなく、「あなたが尋ねた際に、それらがどこにあるかを見つけられる」ようにトレーニングを行っています。
プライバシーにおける取り組みの詳細はこちらをご覧ください。ユーザーの皆さんはいつでも、設定を変更したり、アプリ連携を解除したり、チャット履歴を削除することができます。
より便利なサービスになるために
パーソナル インテリジェンスは、広範なテストを重ねていますが、不正確な回答や無関係なトピックを関連付けてしまう「過度なパーソナライズ(over-personalization)」が発生する可能性はあります。そのような場合は、「悪い回答」ボタンをクリックし、フィードバックをお寄せください。
また、人間関係の変化や、多岐にわたる興味関心のニュアンスを汲み取ることが難しい場合があります。例えば、ゴルフ場の写真がたくさんあるため、「あなたはゴルフ好き」と判断するかもしれません。しかし、そこには「ゴルフそのものが好きなのではなく、息子が好きだからただ同行している」という背景(ニュアンス)までは汲み取れないことがあります。もし Gemini がこのように誤解した場合は、「ゴルフは好きではありません」と直接伝えるだけで、情報の修正が可能です。
これらの分野も含め、現在も積極的に研究と改善を続けています。開発手法や現時点における制限事項や、それらの解決に向けた取り組みの詳細は、こちらのホワイトペーパー(英語)をご覧ください。
パーソナル インテリジェンスとアプリを連携
パーソナル インテリジェンス は、Google AI Plus、Pro、および Ultra プランをご利用の個人アカウント向けに本日より順次提供を開始し、今後数週間以内に無料版をご利用のユーザーの皆様にも提供を拡大する予定です。パーソナル インテリジェンスを有効にすると、ウェブ、Android、iOS、および Gemini のモデル選択内のすべてのモデルで利用可能です。パーソナル インテリジェンスが Gemini のホーム画面に表示されない場合は、以下の手順で設定できます。
- Gemini を開き、[ 設定 ] を選択
- [ パーソナル インテリジェンス ] を選択
- 連携するアプリ(Gmail、Google フォトなど)を選択
新しくなった Gemini の体験を、ぜひ皆さまの日々の生活にお役立てください。
1: 過去に Gemini とアプリ連携をした場合、基本的な情報検索などの限定的な機能のままご利用いただけます。パーソナル インテリジェンスを有効にすると、過去の連携はオフになり、どのアプリをパーソナル インテリジェンスと連携するか選択できます。