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Japan Blog

新しい Google Earth に飛び込んでください。



Google Earth には、青海原と解像度の低い画像はすでにありました。しかし、本日から、より詳細な海底地形図が加わり、実際に海水を突き抜けて海の中を 3D 体験できるようになりました。海を散策すると、海の生き物にまつわるビデオや画像、最高のサーフィンスポット、海洋遠征に関する実際の記録など、何千ものデータポイントに遭遇します。

ナショナル ジオグラフィック、モントレー湾水族館研究所、米国海洋大気庁、米国海軍気象 海洋学司令部、スクリップス海洋研究所、ウッズホール海洋学研究所のほか、まだまだたくさんの方々がいて、ここにあげた名前はその一部にすぎませんが、何十人もの海洋科学者やそのサポーターの皆さんの参加で、このプロジェクトは実現しました。

ここでは、Sylvia Earle 博士の功績をご紹介します。 Earle 博士は、3 年前、とある会議で私に対して、「Google Earth はすばらしいけれど、まだ完成していませんね。」と指摘しました。悔しいですが彼女の指摘は正しかったのです。私たち Google Earth チームは、リッチな 3D 世界地図を造るために一生懸命働き続けていましたが、世界の 3 分の 2 を占める海洋は概して無視していました。Earle 博士に刺激を受け、チームは動き出しました。皆さんが、私と同じように、Google Earth の海洋を探索し、コンテンツパートナーが提供してくれたすばらしいストーリーや画像を楽しんでいただければうれしいです。
他にも、皆さんが Google Earth を使って、世界との交流を促進する新しい機能を追加しました。

  • 歴史的イメージの表示:今日まで、Google Earth はそれぞれの場所のある特定のタイミングの画像ひとつしか表示できませんでした。この新しい機能によって、時間を何年も、時には何十年もさかのぼったり前に進めたり、画像の変遷をだとることができます。ぜひ、Google Earth でサンフランシスコ上空に飛び、トップツールバーにある時計アイコンをクリックし、タイムスライダーを動かすと、過去 50 年の間に、シリコンバレーが農業地からテクノロジー中心地へと発展した軌跡を垣間見ることができます。
  • オリジナルツアーの記録:Google Earth の開発において、ひとつの大きな挑戦は、皆さんがより簡単にストーリーを語っていただくようにすることでした。多くの方々が素晴らしいレイヤを作りシェアしてくれているのに、どのようにそのコンテンツを見たらいいか詳細な説明を求められるケースが多々ありました。オリジナルツアーの記録機能によって、こうしたコンテンツを簡単にナレーションつきで共有できるようになりました。トップメニューのカメラアイコンをクリックし、レコードボタンを押すだけでオリジナルツアーを記録することができます。
  • 3D 火星:この機能は NASA との協力で実現した、銀河のバーチャルツアーの最新スポットです。Google Earth のツールバーにある Sky ボタンから、「火星」を選択すると、3D で体験する赤いプラネットを最新の項画像で楽しむことができます。

Google Earth のバージョンナンバーを注意深く追いかけていた人は、今回 4.3 から突然 5.0 になったことに驚いたかもしれません。今回の海を散策できる機能や歴史をさかのぼって見られる機能は、大きなバージョンアップと考え、5.0 にジャンプアップしました。

Google Earth 5.0 の新しい機能を紹介する動画。
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