空間と時間で見る地球の最も詳細な姿

Google は 2013 年、地表の変化する姿を包括的に捉えた Google Earth タイムラプスを発表しました。これによって、ドバイの人工島パーム・アイランドの開発、アラスカのコロンビア氷河の後退、そしてネバダ州ラスベガスの印象的な都市拡大など、これまでに見ることのできなかった大きな変化をインタラクティブに、一目で見ることができるようになりました。そして本日、タイムラプスにこれまでで最大のアップデートを行い、4 年分の画像、1 ペタバイトの新しいデータ、1984 年から 2016年 までに地球に起こった変化のより鮮明な画像などがご覧いただけるようになりました。さらに、再度 TIME 誌と協力して、素敵な場所への旅を改めて提供します。

新しいタイムラプスには、6 月に公開した Google マップとGoogle Earth への改良と同じ技術が用いられ、地球をより鮮明に、正確な色で、乱れのない画像で表示します。カリフォルニア州のサンフランシスコとオークランドがいい例です。

南極の氷河の移動、都市の成長、失われる森林、インフラ整備などを含む多くの画像も見ることができます。

Google Earth Engine を使用して、500 万枚以上の衛星画像 (約 4 ペタバイトのデータ) から約 3 兆 5,000 億画素が取り込まれ、地球全体の画像 33 枚を作成しました。最新のアップデートでは、ランドサット グローバル アーカイブ コンソリデーション プログラムとランドサット 8 号とセンチネル 2 号の 2 つの新しい衛星から送られた画像によって、より多くの過去の画像へのアクセスが可能になりました。

そして、新しい 画像 1 年 1 枚の合計 33 枚は、2500 万以上の重複するマルチ解像度ビデオタイルにエンコードされ、Carnegie Mellon CREATE Lab の Time Machine ライブラリ (時間と空間をズーム/パン可能なタイムマップを作成し、表示する技術) によって、インタラクティブに探索することが可能になりました。

新しいタイムラプスは、Earth Engine のウェブサイト、またはデスクトップ版 Google Earth の「過去のイメージの表示」機能を使ってご覧いただけます。お時間が許すのであれば、 YouTube の38 分間の動画でもご覧いただけます。日本は 羽田空港の開設 などがわかりますね！ぜひお楽しみください。

* NASA ゴダード宇宙飛行センターと米国地質調査所によるランドサットイメージ提供画像には、修正されたコペルニクスセンチネルデータ 2015-2016 が含まれています。