新しくなった Google Earth へようこそ
過去 10 年間にほとんどの Google Earth ユーザーが最初に検索した場所、それは自宅、すなわち「ホーム」です。「ホーム」は常に人の中心となり、原点となります。それは、 ウィスコンシン郊外 のクラフツマンスタイル平屋住宅や、ペルーの浮島にある 葦で作られた家 かもしれません。
次にズームアウトし、住んでいる地域、街、国、大陸、そして青い地球を眺めます。宇宙に浮かぶ地球はとても小さく見えますが、私たちにとってこの地球こそが紛れもない「ホーム」です。Google Earth のユーザーを長年見てきた中で気づいたことは、私たちが世界における自らの居場所を理解する方法が「ホーム」であり、私たち自身よりも大きな存在とつながるための手段も「ホーム」であるということです。アースデーを前に、それを思い出しました。
新しい Google Earth を探検しましょう
本日、Google Earth の新しいバージョンが Web および Android 向けにリリースされました。この新しいバージョンの開発に 2 年の歳月を費やしました。新しい Google Earth では、世界を眺めるレンズを変えることで、新しいストーリーへと意識を広げ、大切な場所や経験に対する新たな視点を得ることを願っています。いままでの Google Earth の主な機能はそのままに、探求し、学び、共有するための新たなツールを用意しました。それでは、新しい Google Earth でどんな冒険が待っているか、早速見てみましょう。
Voyager で視野を広げる
世界屈指のストーリーテラー、科学者、および非営利団体の協力のもとに制作されたインタラクティブなガイドツアー「Voyager」では、生き生きとした世界を眺めることができます。
BBC Natural Treasures では、めったに出会うことができないユキヒョウのそばを歩くことができます。
BBC Earth の Natura Treasures では、島々から山々、ジャングルまでを含む 6 つの異なる自然環境を訪れ、それぞれの場所に暮らす固有の野生動物について学ぶことができます。次に、タンザニアのゴンベ国立公園に向かい、ジェーン・グドールからチンパンジー研究および保護活動について聞いてみましょう。そして、セサミストリートの Girl Muppets Around the World では、 12 のリトルモンスターのひとり Lora と一緒にメキシコへ向かい、現代のマヤの文化に触れてみることもできます。「Voyager」にはすでに 50 以上のストーリーが用意されており、今後も毎週新しいストーリーが追加されるため、冒険は決して尽きることがありません。
探検と学習をどこでも
新しい「I'm feeling lucky」機能では、ボタンを押すだけで予測できない場所へと行くことができます。スワヒリ海岸の緑豊かなペンバ島、ミラノの歴史的なスカラ座のオペラハウス、山形の蔵王温泉など、今まで訪れたことのない世界の秘境を探検できるかもしれません。20,000 を越す目的地が用意されており、どこにたどり着くかはあなたの運次第です。
スペインのバレンシアの 芸術科学都市 の「情報カード」。
興味のある場所にたどり着いたら、「情報カード」を開いてその場所の歴史と事実を学び、より多くの写真を閲覧することができます。カードをさらにめくることで関連する場所などを表示し、旅先で予期せぬ発見をしてみましょう。スペインのバレンシアの美しい芸術科学都市など、知らなかった場所にたどり着くかもしれません。
発見した美しさを共有する
新しく追加された 3D ボタンをクリックすると、あらゆる場所をどの角度からも眺めることができます。グランドキャニオンを上空から散策して地質層を観察することも、フランスのロワール渓谷にある 500 年の歴史を持つシャンボール城の壮大な建築物や美しい大地をめぐることもできます。
気に入った画像を見つけたら、友人や家族に Android の画面から「ポストカード」として共有することができます。受け取った相手は、リンクをクリックするとその場所へとジャンプできます。
再び「ホーム」へ
新しい Google Earth で自宅を見つけたら、他の人たちの「ホーム」も訪ねてみましょう。「This is Home」という特別な Voyager ストーリーでは、世界中の文化における伝統的な家屋を巡ることができます。ペルー、ベドウィン、グリーンランドの伝統家屋を訪れ、そこに住む人々に会ってみてはいかがでしょうか。今後も多くの「ホーム」が追加されていく予定ですので、こちらのコンテンツも定期的にチェックしてみてください。